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高校3年のウインターカップでは、準々決勝で福岡大大濠高校(準優勝)に敗れたものの、スピード感溢れるドリブルで何度も大濠ディフェンスを切り裂いた。また、キャプテンとしてもチームを1つにまとめあげた責任感は相変わらず。少し体付きがたくましくなり、内外両面で大学生のオーラが感じられる。

ウインターカップから早半年。中大のバスケットはどうですか？
「スタイル的に高校と違いますね。チームのスタイルに合わせるのは大変です。考え方から違うので慣れるまでが。高校は、インサイドを使ってハーフコートで攻めて、というオーソドックスなスタイルでたまに速攻。でも中央は走るスタイルでどんどん速攻も出していくので。」

なるほど。約3ヶ月やってみて、その他にも高校と違うな、と感じるところはありましたか？
「技術も肉体的にも。当たりの強さが違いすぎて、初めは試合をやっていて大丈夫かなと思いました。体のぶつかりで気付かないうちに疲労して、後半シュートが短くなってしまったり、体力の差をすごく感じました。高校の時みたいにスピードだけでは抜けないので、ウエイトトレーニングなど少しずつやっていって、今やっとスタートラインに立てたかなと思います。」

中大を選んだ理由は？
「“ガードがいい”ってことですね。五十嵐さん(2003年卒)や柏木(2004年卒)さんは代表入りしているし、佐古さん(1993年卒)や節政さん(1995年卒)などJBLでも中大出身のガードがすごく多い。やっぱ中大だなって。」

確かに。実際に自身が中大というチームのガードをやってみて、どうですか？
「バスケッだと、試合を通していい時と悪い時がありますよね。その良くない時間にいかに失点を抑えられるかがポイント。なのでガードが盛り上げていかないとと思うのですが、個人的には全然ダメですね。今日(6/12の新人チームの練習試合)も終わり頃にやっと持ち味を出せたかな…という感じです。1年生だとやはり指示など言いづらいですが、コートの中では関係ないので言うことは言っていきたいですね。」

では、新人戦について聞きます。新人戦は、どんな位置づけの大会ですか？
「過去のチームを見ても、これがそのまま3・4年生にあがった時の結果につながっていると思うんです。印象付けって大事ですよね。それから、僕らがここで頑張れば、今の3・4年生の刺激になって、チーム力アップにつながると思います。」

新人戦の目標は？
「優勝って普段は言っていますけど…1戦1戦やりたいですね。日大、その次の東海。でも駒沢も全く気が抜けないし、頑張らないと勝てない。頑張ってはじめてよくなる。そういうところを一丸となってやっていきたいです。」

最後に、チームや自分について、トーナメントのここを見て欲しい、というところをどうぞ。
「自分はスピードです！あとディフェンスですね。チームは…外から見ても“1つのチーム”ということを心掛けています。バラバラなところは見せたくない。今1、2、3、4年生のチームだとどうしてもバラバラになってしまうじゃないですか。チームで戦っているところを見て欲しいです。」

（2004年6月12日インタビュー）