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はやく周りのレベルに達したい
「4月に合流して半年になります。練習の質もプレーヤーの質も大学とは違って、毎日余裕がなくてずっとがむしゃらにやっていたらあっという間に過ぎましたね。もう明日(29日)出発ですよ。といっても別に特別な気持ちはないです。足を引っ張らないようにってくらいですね。
東芝は個々のレベルはもちろん、チームオフェンス・チームディフェンスの精度が全然違います。オフェンスのフォーメーションは大学の時の何倍もあるし、ディフェンスにしてもちょっと気を抜くとすぐにやられてしまうからずっと集中していないといけない。ディフェンスが1番差があるなって思いますね。ディフェンスはずっと下手で(笑)。
運動能力的な部分では学生と変わらない。そういう能力とかスピードではなくて、1on1の駆け引きや間合いの取り方がうまいんですよ。半年経ったので少しは慣れたと思いますけど、周りのレベルに達していないと意味がないのではやくそのレベルにいきたいですね。」

上手くなりたいから、あえて今までとは正反対のチームへ
「大学は1on1ばかりだったのに対して、ここではパッシングからノーマークを作って思い切り打つバスケット。今までとまるっきり正反対なので状況判断が難しいですね。
そういう対極のチームに進んだのは…自分に足りないのはそっちかなって。もちろん他にも東芝がいいなと思ったところはあるんですが、1番はそれです。ちゃんとしたバスケットを学ばないと上手くなれないですからね。今までの自分は子供のバスケット。今ここでやっているのは大人のバスケットだから難しいです。でもそれは自分にとってはというだけで、これが普通なんだろうなと思います。
それに慣れていくには、同じポジションに北さん・折腹さんなどいい選手がいるので、自分がやっていない時に動きを見て、そこから自分でも考えてコートで練習していくしかないですね。もうちょっと経験しないと。
先輩達に共通して言えるのはとにかくミスが少ない。ミスをしたとしても、自分のミスは悪いミスなのに対してしょうがないというか、良いミスと言ったら変なんですがやることをやって最後にたまたまミスって感じなんですよ。
単純なミスっていうのを大学だったらどこのチームもやっているけれど、JBLのチームはしない。だからそういうミスを続けているとここではやっていけないかなと思います。」

僕らが入っても成績を維持できるように
「ポジションは2・3番です。求められるのはオフェンスならシュートを決めること。単純なジャンプシュートやカットインなど、能力を生かしたものはある程度、今の段階ではできているかなと思います。ディフェンスではどのポジションも一緒ですね。役割をきちんと果たす。自分では、流れが悪くならないようになれればそれでいいです。結果的にシュートが何本か入ったとかで今は満足ですね。
プレシーズンマッチはどこも本気ではなく、色々試していたと思うので他のチームの何がわかったとかはないです。でも東芝はディフェンスがいいので“練習のときのほうがプレッシャーがきついな”と思った時がありました。でもそこまでは意識していなかったですね。実際にシーズンに入ったら…去年準優勝だったので、それより下がったら今までの選手が新人に代わったからということになってしまうので、マイナスにならないように、どういう形でも優勝に貢献できるようにしたいです。」