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　大きな声と切れのある動き。小さな身体を感じさせないほどダイナミックに動く。OSGの走るバスケットを支える、スピードとハートを持ったガードである。西の強豪・中京大出。あとは知名度がついてくるだけだ。

一生懸命やる
「2月頃に顔を出させてもらってから半年くらいになります。他のチームも見たわけでありませんが、すごいです。高校生の時、テレビや、試合会場でお金を出して観ていたような選手と同じコートでやっているんですから。
今は楽しいのと大変なのが半々ですね。やっていて思うのは、OSGというチームは見ている人に一生懸命やっていることが伝わってくるようなバスケットをするチームだということです。今の日本代表には、確かに誰も入っていないけれど、やろうと決めたことは、たとえそれが他のチームなら嫌がることでも、一生懸命やります。」

大学との違い
「変わって怒られました(笑)。でも1番ポジション(PG)の経験はほとんどないんです。大学の時は2番(SG)で、速攻の先頭でシュートを打つ役割。だからプレスされたら、どうやって運ぶ？！と、頭が良くないのに(笑)考えてしまってまた怒られたり。ディフェンスでも、今までの自分からすればこんなところで？というところでシュートを打たれてしまう。少しずつ慣れてきましたが、想像を超えたところからリバウンドが来るのは今も驚きます。JBLの選手は動きが強いし、油断できないですね。でも思い切りやれば、PGでもSGでもいい結果が出るのではないかと思います。」

少しずつ持ち味を
「試合に出たいというのももちろんあるけれど、その前にシーズンを過ごすのがはじめてだし移動も多いので、体調を崩したり怪我をしたりしないようにしたいです。練習相手にもなれなくなってしまうから。やっぱり試合に出ていないところでも貢献したいですからね。
そして少しずつ持っているものを出していけたらと思います。まだ今はなかなか実行に移せないのですが、走りや動きの量でシュートチャンスを見つけて、そこでシュートを入れる。それから小さいのでボールに手を出していって、ディフェンスのルーズなどにからむことです。それは一番大事なことでもありますからね。」

自分らしく
「本当にみんなうまいんですよ。大学時代優勝している人もいるし、うまくて力が強くて、シュートが入る。対して自分はダメもとで見てもらっただけで、スーパーリーグで出来る可能性なんて1％もない！と思っていました。それが何だかよくわからないけれど入れることになって。もちろん小学校から頑張ってきて、上でやりたいとは思っていましたが、“まさか”という感じでした。でも自分が決めるのではないんですもんね。