<第20回FIBAアジア女子バスケットボール選手権仙台大会 兼 第28回アテネオリンピックアジア地区予選会> 第20回FIBAアジア女子バスケットボール選手権仙台大会は13日、宮城県の仙台市体育館でレベル2を1試合、レベル1の予選リーグ2試合を行った。 アテネ五輪の切符がかかるレベルⅠでは、韓国がタイに大勝。アジア大会優勝の中国と戦った日本は第2クォーター以降引き離され、79-100で敗れた。予選リーグ第2試合の韓国戦は14日行われる。
日本は予選リーグ第1戦、平均身長185cmと大型プレイヤーを揃えたアジア王者・中国に、速さと組織的ディフェンスで挑戦した。
第1クォーター、日本は#6大山、#10矢野らが積極的なカットインシュートを決める。しかし、195cmの中国#15チェンナン、最年長26歳で チームをまとめる#12チェンルーユンにインサイドプレイを決められ、#15永田のイージーシュートミスもあり26-27と互角の展開となる。 第2クォーター立ち上がり、センター#4浜口がヘルプディフェンスで3つ目のファールを犯してベンチに下がらざるを得なくなると、リバウ ンドを支配され、そこから速攻に持ち込まれ残り6分32-43と10点差をつけられる。ここで日本はタイムアウトを取り立て直しを図るが、 逆に単発的なゾーンディフェンスを仕掛けられてパスカットから速攻を決められてしまう。中国は頻繁に交代を行いだすが、ベンチメンバー も長身を生かしたバスケットを展開する。日本はポイントガードを165cmの楠田から175cmの薮内に代えて対抗するが、中国に傾いた流れを断ち切るには至らず前半を43-59とする。 後半も日本はインサイドのディフェンスに苦しみ、第3クォーター残り3分には#15永田が、残り2分では#4浜口に代わった#11江口まで もが4つ目のファールを犯してしまい、86-59と30点差をつけられる。連戦となる予選リーグ、決勝トーナメントでの戦いを見据えて若手 中心で臨んだ第4クォーターは、#5紺野の思い切りのよい3ポイントシュート、#12立川の粘り強いディフェンスなどで会場を沸かせたが、 最終結果は中国に力負けとなった。
<第20回FIBAアジア女子バスケットボール選手権仙台大会 兼 第28回アテネオリンピックアジア地区予選会> 1 月13日(火) 会場:仙台市体育館 レベル2
<取材・文 北村美夏>