女子決勝は富士通-ジャパンエナジー 2004.1.3
<男子第79回女子第70回全日本総合バスケットボール選手権大会>
全日本総合バスケットボール選手権大会は3日、男子2回戦を東京体育館で、女子準決勝を代々木第2体育館で行った。女子は富士通が1点差でシャンソン化粧品を破り、シャンソン化粧品は15年続いた決勝進出を逃した。男子は、横浜ギガキャッツがオーエスジーを破った他は、スーパーリーグ勢がベスト8に残った。女子決勝は明日、男子準々決勝は10日(日)に行われる。


<男子第79回女子第70回全日本総合バスケットボール選手権大会 男子2回戦 横浜ギガキャッツ(関東)vsオーエスジー(JBL8位) >
1月3日(土) 会場:東京体育館

TEAM
 



 
TEAM
 
73
18
1st
18
63
 
横浜ギガキャッツ
16
2nd
14
オーエスジー
(関東)
18
3rd
9
(JBL8位)
21
4th
22

第1クォーター、横浜は外のシュートが来ず、#6松島らがファールで得たフリースローも確率が悪く点数を伸ばせない。残り2分で#14根間の連続3ポイントシュートが決まり、17-12とするが、第1クォーター終了間際オーエスジー#3大口に続けて3ポイントシュートを決められ、18-18の同点とされる。第2クォーターは外のシュートが決まりだすが、得点源の#6松島を抑えられ、さらにオーエスジーの#5北郷を中心とした攻撃に苦しみ34-32とわずかのリードで折り返す。

後半立ち上がり、#14根間の連続ポイントで41-34と差を付けるとリズムに乗り、リバウンドからの速攻も出て残り3分45秒で51-41と差を広げる。第4クォーターに入っても、インサイドを中心に攻めて残り8分、ダブルチームにきたオーエスジー#3大口をファールアウトに追い込むが、オーエスジー#6築山の連続ポイントで残り7分55-52と追い上げられる。さらにオーエスジー#5北郷のカットインで1点差とされるが、#6松島のゴール下、#9黒田の3ポイントシュートで60-54と押し戻す。しかし、オーエスジー#12竹田に連続3ポイントシュートを沈められ、残り5分で再び同点となる。

タイムアウト明けは、#14根間の3ポイントシュートで横浜が先行。さらに#6松島が3人に囲まれながらゴール下シュートをねじこみ、66-60とする。守っても司令塔の#3大口を欠き攻め手のないオーエスジーを#5北郷の3ポイントシュート1本のみに抑え、ファールによるフリースローを確実に決めてスーパーリーグ以外のチームでは唯一準々決勝進出を決めた。


<男子第79回女子第70回全日本総合バスケットボール選手権大会 男子2回戦 三菱電機(JBL5位)vs大東文化大(学生2位) >
1月3日(土) 会場:東京体育館

TEAM
 



 
TEAM
 
90
29
1st
27
68
 
三菱電機
19
2nd
26
大東文化大
(JBL5位)
18
3rd
11
(学生2位)
24
4th
4
 

12月のインカレ準優勝の大東文化大学は、スーパーリーグの三菱電機に対して点を取り合うゲームを仕掛け、開始5分で11−15と善戦する。第1クォーター残りの5分も#5宮永、#6西塔のシュートでわたり合い、27−29とワンゴール差で終える。第2クォーターは#14孟のゴール下などで39−35と逆にリードを奪う。一時三菱#45古田のシュートで41−39と詰め寄られるが、#4勝又を中心にリバウンドをもぎ取り、53−48として折り返す。

第3クォーターは互いにシュートがはずれる中、開始3分スリーポイントシュートで56−48と差を広げるが、ここから連続ポイントを許し、残り6分56−52とされたところでタイムアウトを取って流れを維持しようとする。しかしそのわずか2分後、大黒柱の#4勝又が三菱#45古田に対して4つ目のをファールを犯してしまい、交代を余儀なくされる。すると三菱#3大野のポイントなどで詰め寄られ、残り2分、カットから速攻を出され61−62とついに逆転される。さらに残り1分で再び速攻で62−66とされるが、#4勝又をコートに戻して64−66と踏みとどまる。

第4クォーター、攻め疲れの出た大東文化大学はマークを振り切れず、頼みの#5宮永の3ポイントシュートもエアーとなってしまう。そうして開始5分以上無得点に抑えられる間に、リバウンドからの速攻、確実なシュートで差を広げられ、残り4分30秒67−77と二桁差をつけられる。残り2分で#4勝又がファールアウトすると完全に攻め手を欠き、三菱電機に中外のバランスのよいオフェンスにもついていけなくなって、このクォーターだけで20点差と力尽きた。


<男子第79回女子第70回全日本総合バスケットボール選手権大会 男子2回戦 東芝(JBL3位)vs東海大(学生5位) >
1月3日(土) 会場:東京体育館

TEAM
 



 
TEAM
 
87
21
1st
22
72
 
東芝
19
2nd
14
東海大
(JBL3位)
26
3rd
17
(学生5位)
21
4th
19
 

#33宋、#34伊藤、#44篠原と2mビッグマンを3人揃える東芝に、#14石崎、#15竹内ら全日本ジュニアメンバーが名を連ねる東海大学が挑戦した。
 東海大学は開始5分、#14石崎の3ポイントシュートで13−7と抜け出す。ディフェンスでも東芝#34伊藤のインサイドを#15竹内がよく抑え、第1クォーターを22−21とリードする。第2クォーターは東芝#33宋の強気のインサイドプレーで逆転され、残り2分30秒30−36となるが、#15竹内のゴール下、合わせた#7吉留の得点で36−40とついていく。

後半は一時38−44と離されるが、#14石崎のコントロール、#7吉留の合わせで42−44まで詰める。しかし東芝のベテランガード#8節政のアシスト、カットインで再び42−48と戻される。さらにパスミスからの速攻、東芝#51北の体勢を崩しながらのシュートで残り5分45−55と二桁差とされる。タイムアウトあけ、#15竹内のミドルシュートで51−58とし、さらにスクリーンでのファールを続けて得るがその勢いにのれず、東芝#14篠原のリバウンドシュートで53−62とされる。一桁差にして終えたいが、残り1分をきってミスが出て、53−66と離される。

第4クォーター残り7分、東海大学は3ポイントシュートで62−68と再び逆転圏内に持ち込むが、東芝#11折腹に3ポイントシュートを返され62−71とされる。残り4分でも67−75と食い下がり、ひときわ大きいDFコールが起きる。しかし東海大学のシューター#11池田が外のシュートを決められず、逆に東芝に確率高くシュートを決められる。ラスト1分をきって72−83とされるが、あきらめずにファールゲームをしかけ、そのためファールアウトとなった1年生の#13内海に代わってコートに入った4年生の#4島が2度スリーポイントシュートを試みるもはずれ、72−87でタイムアップとなった。

スーパーリーグ所属チーム相手に最後まで善戦した東海大学を会場は拍手でねぎらった。



<男子第79回女子第70回全日本総合バスケットボール選手権大会 女子準決勝>
1月3日(土) 会場:代々木第2体育館

TEAM
 



 
TEAM
 
94
33
1st
16
81
 
ジャパンエナジー
15
2nd
17
トヨタ自動車
(WJBL1位)
23
3rd
24
(WJBL4位)
23
4th
24
 
75
25
1st
19
74
富士通
23
2nd
22
シャンソン化粧品
(WJBL3位)
9
3rd
13
(WJBL2位)
18
4th
20

 



<男子第79回女子第70回全日本総合バスケットボール選手権大会 男子1回戦>
1月3日(土) 会場:東京体育館

TEAM
 



 
TEAM
 
81
16
1st
18
70
 
日立
22
2nd
12
豊田通商
(JBL7位)
21
3rd
16
(JBL11位)
22
4th
24
 
92
25
1st
18
58
 
アイシン
22
2nd
12
富山グラウジーズ
(JBL1位)
23
3rd
13
(富山)
22
4th
15
 
73
26
1st
26
99
 
日本大
12
2nd
24
トヨタ自動車
(学生1位)
15
3rd
28
(JBL2位)
20
4th
21
 
 
76
13
1st
39
116
 
法政大
19
2nd
20
松下電器
(学生4位)
28
3rd
28
(JBL4位)
16
4th
29
 
 
70
14
1st
26
115
 
さいたま
26
2nd
33
新潟
(JBL9位)
13
3rd
29
(JBL6位)
17
4th
27
 

 

<取材・文 北村美夏>

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