女子準々決勝:4強はJOMO・シャンソン化粧品・トヨタ自動車・日本航空 2005.1.4 特集ページはこちら
1月4日、代々木第2体育館で男子第80回女子第71回全日本総合バスケットボール選手権大会(オールジャパン)が行なわれ、女子準々決勝が行なわれた。

 三菱電機vsトヨタ自動車は、前半2点差ながら第3クォーターに三菱電機のシュートがことごとく落ち、トヨタ自動車がそのリードを保って勝利した。

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<平成16年度男子第80回女子第71回全日本総合バスケットボール選手権大会 女子準々決勝>
1月4日(火) 会場:代々木第2体育館

TEAM
 



 
TEAM
 
60
15
1st
23
80
 
三菱電機
18
2nd
12
トヨタ自動車
6
3rd
24
21
4th
21


スターティングメンバー

三菱電機:#1橋本、#2安谷屋、#6横山、#9米林、#22其川
トヨタ自動車:#2桜庭、#4矢野、#8榊原、#15池田、#55角井

  第1クォーター、ルーズボールがトヨタ#55角井のところにこぼれトヨタが先制する。三菱は#1橋本が積極的にインサイドの飛び込み加点するが、トヨタ#8榊原らの3ポイントシュートが続けて決まり10-9と引き離せない。逆にトヨタがこの後#15池田・#55角井がインサイドでフリースローをもらうなど優位に立ち、#6山岡のブザービーターとなる後ルーしたシュートも決まって23-15とリードする。
 
  第2クォーター、 三菱は#20山本がつなぐが、トヨタのインサイドにファールがかさんでしまい残り7分3ファールでベンチに下がる。だがディフェンスで集中しトヨタのシュートを落とさせ、残り6分20秒には#2安谷屋の3ポイントシュートで24-27とする。さらにトヨタのターンオーバーから三菱#20山本が速攻を決め、トヨタのタイムアウトとなる。すると三菱#22其川がシュートを落とす間にトヨタ#4矢野が3ポイントシュートを決め、さらに三菱#1橋本がオフェンスファールを取られる。だが三菱#9米林がドリブルから3ポイントシュートを決めて流れを引き戻すと、#2安谷屋のカットインで残り2分40秒31-30と逆転する。だがト

ゲームコントロールの上に23得点と
活躍したトヨタ#8榊原

19得点と気を吐いた三菱#1橋本
ヨタ#4は矢野の3ポイントシュートで再び35-33とリードを奪い、そのまま前半を終える。

  第3クォーターはトヨタ#8榊原のシュートで始まる。三菱は追い上げたいが#6横山が続けて2つファールを取られ退場となってしまい苦しくなる。トヨタはそのインサイドを突き#55角井が加点していく。三菱はインサイドの#1橋本がゴール下を決めるが立て直せず、残り4分30秒にはトヨタ#4矢野に3ポイントシュートを決められ51-37と一気に差が開く。三菱はタイムアウト・メンバーチェンジを試みるが流れを変えられず、残り10秒から#10松下の1on1を決めるのが精一杯で59-39と20点差を付けられる。

  第4クォーター、トヨタ#8榊原が3ポイントシュートを決めるが三菱#5田中が返す。さらに#1橋本がバスケットカウントなど連続得点するが、トヨタも#8榊原が1on1・速攻を決め残り3分71-49と差を詰められない。この後トヨタ#6山岡のダメ押しの3ポイントシュートが決まり、三菱は残り12秒に#1橋本が3ポイントシュートを返すも点差は代わらず80-60でトヨタが準決勝に駒を進めた。
(北村美夏)

トヨタ自動車・丁ヘッドコーチ
「今日は勝っても自分の役割をわかっている選手がいなかったです。今日は相手が小さいからセンターの弱いところを攻められたけれど、JALは皆大きいのでポストプレイできるかできないかの差が大きいと思います。
前半は#2桜庭が回さなかったのがよくなかったのです。PGのプレーができていない。オフェンスもディフェンスも全ての始まりとなるポジションなので、ポイントガードが問題になるのです。点を取るといっても、(準決勝で当たる)対日本航空だと#7薮内夏もそれをやってきますから。もちろん、#2桜庭には期待もしているんですよ。体力の問題はありますが、役割を果たせていなくてもいるといないとでは全然違うのです。

日本航空戦はディフェンスは特別なことはなく普通にやります。大きい日本航空相手でもリバウンドが取れるかどうか。今まで通り(のプレー、成績)ではなく、変わります。」

<取材・文 北村美夏、渡辺美香>

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