専修大決勝リーグ進出逃す 2003.12.11
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<男子第55回女子第50回全日本学生バスケットボール選手権記念大会> |
<第55回全日本学生バスケットボール選手権記念大会 男子Aブロック決勝 専修大vs拓殖大> 12月11日(木) 会場:代々木第2体育館
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代々木第2体育館での男子ブロック決勝最終戦。黙々とアップをする拓殖大学に対し、専修大学は会場に流れる音楽に合わせてドリブル&ハンドリングテクニック、そしてダンクというパフォーマンスを披露し、会場を沸かせる。関東2部リーグ5位の拓殖大学を相手に、関東1部リーグ優勝の専修大学の“ショータイム”が始まろうとしていた。 試合はしかし、拓殖大学ペースで進む。専修大学は序盤、#6小野、#10波多野のシュートが決まらず、拓殖大学の#5清水を中心とした速攻を受け開始3分で1-10と差をつけられる。#5中川のスリーポイントシュートなどで差を詰め第1クォーターを23-25で終えるが、第2クォーターも流れを引き寄せきれず44-46で折り返す。 第3クォーターは、ゾーンディフェンスを効果的に取り入れた拓殖大学にわずか7得点に抑えられる一方、#7篠原らにリバウンドを支配され、速攻、#6熊谷のカットイン、#12伊藤のスリーポイントシュートなどで、53-65とリードを許す。 最終クォーターに入っても拓殖大学の集中力・運動量は衰えず、残り7分台で58-73とこの試合最大となる15点差がつく。残り7分、5分と2度のタイムアウトを取り、修正を図る専修大学。#13大宮を投入して#10波多野とともにリバウンドに絡み、ゴール下で相手のファールを誘う。外角からは、#15中川の連続スリーポイントシュートが決まり、残り4分で70-74の4点差と一気に詰め寄る。さらに#15中川のリングに当たって大きく跳ね上がったボールがゴールを通過するラッキーシュートで73-74の1点差とする。 しかし、拓殖大学#12伊藤にすかさずスリーポイントを決められ80-82と再びリードを許す。残り30秒での専修大学のオフェンスは、#6小野のアシストから#13大宮が慎重にゴール下シュートを決め、残り15秒を残して拓殖大学の攻撃。スクリーンを使って外角でボールを受けた#12伊藤が、冷静にドリブルで専修大学のディフェンスをかわして放ったロングシュートは、大きな放物線を描いてリングに吸い込まれ、残り0.2秒で82-84となる。専修大学はロングパスを試みるもカットされ、試合終了となった。 |
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<第55回全日本学生バスケットボール選手権記念大会 男子ブロック決勝> 12月11日(木) 会場:代々木第1・第2体育館
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<取材・文 北村美夏> |