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男子準決勝・男女5-6、7‐8位決定戦:男子決勝は慶應大-専修大 2004.12.4 |
12月4日、代々木第2体育館で男子第56回女子第51回全日本学生バスケットボール選手権大会(インカレ)の5日目が行なわれ、男子準決勝と女子・男子5-6、7-8位決定戦が行われた。 男子の準決勝は、専修大-拓殖大は専修大がシュートの確率で上回り、拓殖大は終盤猛追を魅せるも及ばなかった。慶應大-日本大はどちらも意地を見せて差が開かず、ラスト13秒からの日大の攻撃で#9呉屋の3ポイントシュートが外れて3点差で慶應が逃げ切った。順位決定戦は、5位から順に女子:専修大・武庫川女子大・立命館大・桜花学園大、男子:日体大・法政大・東海大・青学大となった。 明日5日の最終日は男女3位決定戦・決勝)が行なわれる。 写真:笑顔で言葉を交わす専修大#5川村と#6長南 |
<男子第56回女子第51回全日本学生バスケットボール選手権大会 準決勝> 12月4日(土) 会場:代々木第2体育館
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スターティングメンバー 日本大:#4日下、#5太田、#9呉屋、#11城間、#12菊地 慶應大:#4志村、#5石田、#9辻内、#12酒井、#13竹内 第1クォーター、日大は#9呉屋が3ポイントシュート、#11城間が速攻を決めて先行するが、慶應大も日大#9呉屋・#12菊池をブロックして#9辻内の速攻・#12酒井のバスケットカウントにつなげ5-5と譲らない。しかし慶應大#13竹内が日大#5太田から2つ目のファールでバスケットカウントを奪ってベンチに追いやると、#9辻内・#12酒井も決めて残り6分14-5としてタイムアウトを取らせる。その後も慶應大は速攻や#13竹内のインサイドで加点し、日大は#4日下のシュートでつなぐのがやっとで残り1分22-12と大差がつく。この後慶應大#12酒井、日大#7蒲谷がそれぞれ3ポイントシュートを決めて25-15とする。 第2クォーターは日大#9呉屋、慶應大#12酒井が決め合い、残り5分40秒39-31と譲らない。だがそこから日大#9呉屋がさらに1on1、#11城間が速攻を決め39-35として慶應大のタイムアウトとなる。その後慶應大#9辻内がバスケットカウント、ロングシュートと決めて点差を戻すと、#4志村・#13竹内も決めて残り2分20秒48-37として逆に日大にタイムアウトを取らせる。すると今度は日大が息を吹き返し、#9呉屋の3ポイントシュート、さらに残り6秒でルーズボールから#11城間が速攻を決めて50-44として前半を終える。 |
積極的に攻め合った 慶應大#9辻内と日大#9呉屋 |
後半は日大は4・5点差からワンゴール差に持ち込むチャンスを3度得るが、いずれもオフェンスファールを取られてしまう。だが慶應大もシュートが落ち、残り4分20秒59-53で日大のタイムアウトとなる。その後日大#9呉屋が3ポイントシュートを決め、さらにパスカットからの速攻でもう1本狙うがこれは落ちる。しかし慶應大のシュートが戻らないうちに、#12菊地が1on1を決めて59-58と詰め寄る。慶應大は#12酒井がコーナーからロングシュートを決めるが#5太田がインサイドでうまくシュートを決め、さらに残り25秒#12菊地が1on1からフェイダウェイ・シュートを決めて61-62と逆転に成功する。 しかし第4クォーター、慶應大#13竹内の得点で残り7分40秒64-62と再び慶應リードとなる。どちらも24秒ぎりぎりまでシュートが打てず、打っても苦しい体勢となり時間が過ぎるが、残り6分慶應大#5石田が3ポイントシュートを決め、さらに1on1でファールをもらってそのフリースローを2投とも決めて69-62と抜け出す。しかし日大#12菊地が1on1、慶應大#5石田から4つ目のファールを奪うフリースローでつなぐ。そしてパスカットからの速攻を2つ続けて決め、残り3分50秒69-69と追いついて慶應大にタイムアウトを取らせる。その後慶應大#9辻内がコーナーから3ポイントシュートを決めるが、日大#7蒲谷がバンクで入れ返す。だが慶應大#5石田のシュートに日大#12菊地がフリースローを与えてしまい、さらに#12酒井にリバウンドシュートを決められ残り1分25秒76-72で今度は日大のタイムアウトとなる。日大は#7蒲谷の3ポイントシュートが外れるも、慶應大#12酒井のシュートを日大#5太田がブロックする。だがこぼれたボールを慶應大#13竹内に決められ6点差で残り1分を切る。日大はファールゲームに行き、4ファールの#12菊地が#12酒井にファールする。これが1投落ちると、まず#5太田のゴール下で2点返す。すると残り33.9秒で慶應大#13竹内がキャッチミスをし、それを日大#4日下が拾うと託された#7蒲谷が3ポイントシュートを決め、残り23.8秒で79-77と詰め寄る。タイムアウト後、ボールが入る前に日大#7蒲谷がうまくファールに行き、慶應大#9辻内が1投目を落としたため可能性を残す。だが慶應大に3ポイントケアされシュートが打てず、日大#4日下はフリーの#5太田へパスを通して2点返し、再びファールゲームに行く。慶應大#12酒井に2投決められ3点差となった残り13.3秒、スクリーンプレーからトップの位置でボールをもらった日大#9呉屋が3ポイントシュートを放つがこれが外れ、82-79で慶應大が辛勝した。 (北村美夏) |
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慶應大・#4志村選手 「ついにここまで来ましたね。やっとここまできたって感じですね、正直なところ。(対日大は)抑えるべきポイントは決まっているので最初はできていて、そこから速い展開に持っていけましたが、相手も合わせてきましたね。そこで僕達もボールが止まっていつも入るシュートが落ち、いいリバウンドが取れなくなった。そこはリズムを崩さないように我慢しようとやりました。(昨年は日大に敗れましたが)インカレの借りはインカレでしか返せないので良かったですね。あー、今いいこと言ったな(笑)。光(小さい頃から競ってきた、日大#4日下)の上からリバウンドも取ってやったしね。(競ったのは)えー、A級戦犯・志村のシュートが入らず(笑)、石田・辻内も…。4年生3人がだめで、2年2人のおかげでした。明日は相当頑張らないと怒られてしまいますね(笑)。 (明日の対専修は)入り方が重要ですね。専修は追いかける展開だと厳しいです。後はそろそろ僕が活躍してもいいんじゃないかと(笑)。昔の専修とは違って集中力があってつけいる隙がなくて困りますね。でもそういうチームに勝ってこそチャンピオン。勝ちたいです。」 慶應大・#5石田選手 「」 慶應大・#9辻内選手 「準決勝だし相手が日大だし、楽には勝てないと思っていました。予想通り、期待通りの試合でしたね。プレッシャーかわかりませんが簡単なところ、レイアップなどを落としてしまったのが突き放せない原因だったので明日はきっちり決めたいと思います。 (終始果敢に攻めていたのは)いつも積極的に攻めようと思っているんですよ。前半は点も取れてよかったのですが、後半はドリブルで1人で持ちすぎてしまって裏目に出てしまいました。(ディフェンスは)相手の3ポイントシュートをとめられなかったのが修正しないといけない点ですね。スクリーンによくかかってしまったので外をもうちょっと抑えられたら良かったと思います。 (明日はいよいよ専修との決勝です)予想とおりと言うか、理想のトーナメントになりましたね(笑)。皆一緒の気持ちだと思うんですがすごく楽しみです。それから個人的にはリーグ戦の時調子が悪かったのでリベンジしたいですね。 (今日の調子だと苦しいのでは)確かにシュートがまだあまり良くないですが、でもここまでくると気持ちの問題、決めてやるってどれだけ思えるかだと思います。」 慶應大・#15竹内選手 「」 日本大・#4日下選手 「」 日本大・#11城間選手 「慶應の1歩リードということでしょう。最後にミスが出てしまいました。あとはじめに(206cmの)#5太田がファールトラブルになってしまったのは厳しかったですね。でも3Qに追いつけて後半はいい感じだったのですが最後にミスが出て戻りも遅かったです。ディフェンスをして走ろうと思っていて、ディフェンスは成功して、いつも通りに攻めましたがそこでミスしてしまいました。ミスっていうのは接戦になればなるほど出ますね。最後だけでなく、最初のファールトラブルからそうなんです。 (明日は)しっかりやっていきますよ。自分は全然へこんでいませんから!」 |
<男子第56回女子第51回全日本学生バスケットボール選手権大会 準決勝> 12月4日(土) 会場:代々木第2体育館
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スターティングメンバー (渡辺美香)
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1on1で得点を量産した 専修大#6中川和 |
追い上げの基点となった3ポイント シュートを決めた拓殖大#10長谷川 |
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専修大・中原監督 「」 |
専修大・#6中川和選手 |
拓殖大・#5伊藤選手 |
<男子第56回女子第51回全日本学生バスケットボール選手権大会 女子5-6位決定戦> 12月4日(土) 会場:代々木第1体育館
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スターティングメンバー 武庫川女子大:#4山本、#5天津、#8田代、#9蓑田、#10宮里 専修大:#4関、#5川村、#6長南、#8山下、#11岩崎 第1クォーター、 得点源の武庫川#4山本・専修大#4関のシュートがともに落ちる中、武庫川#10宮里がカットイン、ガードながらリバウンドシュートと活躍し残り5分45秒9-7とリードする。この後もシーソーゲームとなるが、終了間際に専修大#7倉光が3ポイントシュートを決めて19-18とわずかにリードする。 第2クォーター、武庫川は#10宮里のカットインで再び逆転すると、専修大は#6長南・#11岩崎のインサイドで返す。専修大#4関・#5川村も、武庫川#4山本・#10宮里も3ポイントシュートを狙うがことごとく外れ、残り5分45秒23-22で専修リードと点数が伸びない。この後専修大#4関の3ポイントシュートが決まるが、武庫川はインサイドでファールをもらって返す。専修大#6長南のインサイドで再び離すが、武庫川も#15高村のパスカットからの速攻、#4山本のフリースローで譲らない。だが残り1分30秒から専修大#5川村が3ポイントシュート、#10伊藤がバスケットカウントを決めて36-31とリードして終える。 第3クォーターは武庫川が#8田代の3ポイントシュート・#6周の速攻で追い上げる。だが依然として互いにシュートが落ち、この後専修大#10伊藤の速 |
プレーに加え笑顔と声でチームを 支えた武庫川女子#4山本 |
攻しか決まらず残り5分5秒両チームとも選手を入れ替える。すると代わった専修大#17出水が続けて3ポイントシュートを決めて打破すると、#6長南もコーナーから3ポイントシュートを決めて残り2分25秒49-41とする。この後武庫川がフリースローでの得点にとどまるのに対し、専修大は#17出水の3ポイントシュート・#6長南のフリースローで加点し54-44と10点差をつける。 第4クォーター、専修大はファールがかさむ立ち上がりとなるが、またもや#17出水が3ポイントシュートを決めてつなぐ。武庫川は#4山本、#8田代の1on1で何とか加点するが、専修大は#5川村の3ポイントシュートがここにきて決まりだし残り4分50秒66-55と詰めさせない。武庫川はタイムアウトを取るが、専修大#17が3ポイントシュートを面白いように決める。武庫川は残り3分15秒・1分50秒でもタイムアウトを取り、#9蓑田・#15高村が3ポイントシュートを決めるが、専修大#5川村に返され残り1分を切る。武庫川#7篠原が3ポイントシュートを決め意地を見せるが、専修大はフリースローをきっちり決め、81-67で5位入賞を果たした。 (北村美夏)
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専修大・#5川村選手 |
<男子第56回女子第51回全日本学生バスケットボール選手権大会 男子5-6位決定戦> 12月4日(土) 会場:代々木第2体育館
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スターティングメンバー 日体大:#5橘、#8大西、#9野口、#10新井、#11与那嶺 法政大:#4山田、#5小川、#7亀井、#8高久、#11末廣 第1クォーター、法政大#4山田・#11末廣の3ポイントシュートなどで残り5分12-8と先行する。さらに日体大のシュートミスから速攻のレイアップを決めていくが、日体大も#10新井の3ポイントシュートでついていく。法政大は#8高久がリバウンドからチャンスを作り加点し、終了間際に日体大#11与那嶺に3ポイントシュートを決められるも25-21とリードする。 第2クォーターは日体大が#9野口に代わって成長著しい#14高田を投入すると、起用に応えてミドルシュート・速攻 |
最後の1分で4人揃ってコートに立ち、終了とともに 思わず涙をこぼす4年生を出迎える日体大ベンチ |
で25-25と追いつく。法政大#11末廣がすかさず3ポイントシュートを決めるが日体大#5橘が返し、残り5分30秒31-29で日体大リードも一進一退の展開となる。この後シュートミス・パスカットなどでどちらも得点の動きが鈍くなるが、残り43秒のタイムアウトから法政大#11末廣がミドルシュートを決め、40-37と日体大の3点リードで折り返す。 第3クォーターは一転点の取り合いとなり、残り7分15秒に法政大#5小川が3ポイントシュートをバスケットカウントで決めて逆転のチャンスを得るが、ワンスローを外してしまい46-45と追いつけない。ここで法政大#4山田謙に代わった#12山田健がミスマッチをついたポストシュートを決められないのに対し、日体大は#10新井の連続3ポイントシュートで突き放す。さらに残り4分55秒、#14高田が速攻で法政大#8高久のアンスポーツマンライクファールを受けながらダンクを決め、その後のスローインからも#5橘がリバウンドシュートをバスケットカウントで決めて58-49とする。だが法政大はタイムアウトの後#11末廣が3ポイントシュートを決めて落ち着かせる。さらに#7亀井のパスカットからもう1本狙うがこれは外れ、6点差でついていく。しかし終盤ファールがかさみ、フリースローでじりじりと離され68-56と2桁差となる。 第4クォーター、法政大はコートに戻った#4山田が1on1をしかけるが、続けて2回足を滑らせてしまう。一方の日体大は#8大西・#14高田が確実に決め、72-56と差が開く。だが法政大#8高久のフリースロー、#11末廣の3ポイントシュートで返し、残り7分74-63とする。だがそこから詰められず、残り5分日体大#10新井にカットインを決められ78-65とされたところでタイムアウトを取る。だがその直後に日体大#5橘にカットインからダンクを決められ、その次のオフェンスでは3ポイントシュートがエアーと勢いをつかめない。3ポイントシュートを#4山田が決めるが、#11末廣・#5小川は落としてしまいファールもかさむ。残り1分25秒#11末廣の3ポイントシュートで82-73と1桁差に持ち込むが、日体大は#8大西がインサイドを決めると、1分5秒を残してタイムアウトを取る。そしてコートにいた#5橘に加えて#4佐藤・#6井場田・#7三井の4年生をコートに送り出す。まず#4佐藤がリバウンドシュートを決め、ラストのオフェンスでは#6井場田の3ポイントシュートがこぼれてしまうがブザーとともに#7三井が押し込み、88-73でタイムアップとなった。 (北村美夏)
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<男子第56回女子第51回全日本学生バスケットボール選手権大会 男子7-8位決定戦> 12月4日(土) 会場:代々木第1・2体育館
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スターティングメンバー 東海大:#9西堂、#11石崎、#12内海、#15竹内、#17小林 青山学院大:#4鈴木、#7佐藤、#8大屋、#10岡田、#14広瀬 (渡辺美香)
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6本の3ポイントシュートを含む 26得点の活躍の東海大#12内海 |
インサイドで1on1を仕掛ける 青学大#7佐藤 |
東海大・陸川監督 「」 |
<男子第56回女子第51回全日本学生バスケットボール選手権大会 7-8位決定戦> 12月4日(木) 会場:代々木第2体育館
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スターティングメンバー 桜花学園大:#4椎名、#5菊池、#7名木、#9野中、#10羅 立命館大:#9長滝、#10森岡、#11坂木、#13前田、#14吉田 (渡辺美香) |
10アシストとチームオフェンスを リードした立命館大#9長滝 |
オフェンスの要となった 桜花学園大#7名木 |
立命館大・森岡A(学生)コーチ |
桜花学園大・衛藤監督・コーチ 「」 桜花学園大・#5菊池選手 「」 |
<取材・文 北村美夏、渡辺美香> |