<第44回関東大学バスケットボール新人戦>
<第44回関東大学バスケットボール新人戦> |
第44回関東大学バスケットボール新人戦が14日に開幕し、駒沢体育館、代々木第2体育館で1回戦を行った。 |
<第44回関東大学バスケットボール新人戦 1回戦> 6月14日(月) 会場:代々木第2体育館
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スターティングメンバー 明治大:#9北向、#10古橋、#13根岸、#15横尾、#21岡田 千葉商科大:#5岸、#6平田、#8白須、#9上乃段、#16駒村 明治大・塚本清彦ヘッドコーチ 「今日は立ち上がり、相手に合わせたディフェンスをしてしまった。新人戦は1・2年生の個々の能力を良く見るための大会とはいえ、それではダメだとハーフタイムに言った。後半の方が点は取られたが、アグレッシブに行った結果。 明日の青学戦も、ディフェンスはバックコートのフリースローラインから当たるベーシックなもので行く。ただ得点源の岡田には北向・横尾・あるいは相馬、それからシューターの正中には根岸・清水といったところをあてようかなとは思っている。いい試合になると思う。」 |
「チームワーク」 関東4部リーグに所属する千葉商科大は、予選ブロックAの第1シード。順当に勝ち上がってきたが、この本戦1回戦では明治大に数字的には大敗。しかしベンチの明るいこと。一見ふざけているのとかと思うくらいのにぎやかさだった。 背番号6を付けていた平田卓也(2年・写真)は言う。 「今日は監督が来るはずだったんですが、来られなくなってしまいました。だからみんなで話し合ってゲームを進めていたんです。相手がでかいからゾーンにしよう、とか。コートの中でも外からも、とにかく声を掛け合っていこうと。ただ、タイムアウトのタイミングなど |
は、やはり皆やってきたバスケットや経験に差があるから、わからない人ももちろんいる。でもだからと言って黙るよりは、何でもいいから盛り上げたほうがいいと思って、声出ししていました。」 その“声”は商科大の目標達成にもつながった。 「そうやって声を出すことは、リラックスにもなるんです。そのおかげで、点数は開いたけれど、“相手を苦しめる、少し気を抜いたら僕らが(上のリーグに)あがってくるんだぞって脅かす”という目標は達成できたんじゃないかと思います。相手、ファール多かったでしょ?」 と満足な表情を浮かべた平田。“負けたけれど得たもの”は、他にもあった。 「そういうチャレンジャーの気持ちを持ってやれたこと、それから最後に出したB・Cチームの子が“コートに立つ”という経験を出来たことはすごくよかったです。それから何より1・2年生の絆を深められたこと。今そうやって信頼を作ると、次の1年が2年と仲良くなる、イコール自分たち新3年生とも仲良くなる、というようにチームワークにつながると思うんです。」 そのチームワークを武器に、次は千葉リーグに出場する。 「千葉リーグはどちらかというとユニフォームをもらえない人のためのもの。だけど、特に僕らの代から言い出したのですが、普段レギュラーに入ってるやつも含めてしかっり練習しよう、って。大学に入ると、高校より練習日数が減って気持ちが緩んでしまう人もいます。バイトだから部活休んだりとか。もちろん1人暮らしで大変な人もいると思うけれど、それをわかった上で、みんなが部活のある日は部活をしっかりやるという意識のあるチームにしたいですね。」 最後の円陣も息がぴったり。1年後、2年後には新しい“商科大のバスケ”を見せてくれるかもしれない。 |
<第44回関東大学バスケットボール新人戦 1回戦> 6月14日(月) 会場:駒沢体育館・代々木第2体育館
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<取材・文 北村美夏> |