<男子日本代表第8次強化合宿>
|
7月9日、神奈川のニューライフプラザで、男子日本代表第8次強化合宿が行われた。3日目のこの日は、キリンカップに向けて実践的な練習が行われた。
第8次合宿は11日まで行われる。 参加選手(13名):網野、五十嵐、伊藤、柏木、柏倉、西塔、桜井、竹内公、竹内譲、仲村、古田、渡邊、太田(途中合流) ※7日の練習に大野選手は参加していませんでした。お詫びして訂正します。 全メンバーはこちら |
|
7/9(金)
午前はいつものように、アップ後ドリブル鬼ごっこ。続いての1on1では、1人のディフェンスに対しオフェンスが2人で、ディフェンスはまず、オフェンスの1人とウィングから1on1を行う。そしてシュートが入るか、ディフェンスがリバウンドを取るかでその対戦を終えると、その後すぐにウィングかトップで待つもう1人のオフェンスにパスが入り、素早く切り換えて再び1on1を行う。先と同じように対戦が終了すると、今度はボールを取って素早くサイドにいるコーチにパスし、反対ゴールに向かってダッシュして速攻に持ち込む。そして3/4コートにいるマネージャーからのパスを受けて、レイアップかダンクシュート、という流れ。切り替えることに必死になって、シュートをされるとすぐにボールに行ってしまうことが多く、ジェリコHCから何度も止められて「ブロックアウトをきっちりやること」を伝えられた。また集中すること、正しくやること、アグレッシブにやることなどが、何度も言われていた。徐々に動きがよくなってくると、それぞれのオフェンスの位置を固定せず、いろいろと変えていく |
<今日の練習メニュー>
|
||||||||||||||||||||
ように指示があり、素早く2人目のオフェンスをピックアップすることが求められた。そこからまたリバウンドを取った後パスするコーチの位置も左右変わるようになり、間違えて順番を待つ選手に投げてしまったりする場面もあった。さらに、速攻のシュート後、素早くディフェンスに戻るためのダッシュが追加される。40分近くひたすら続いたが、皆集中して行っていた。その後シューティングを行い、午前の練習を終了した。
午後は東野コーチのウォームアップでスタート。その後の鬼ごっこでは、学生の西塔が何度も狙われていた。体をあたためると、すぐに5on5ラリーへ。チーム分けは、色:伊藤・柏木・桜井;竹内公・仲村、白:網野・五十嵐・竹内譲・古田・渡邉。ハーフコートでディフェンスチームが守りきったら速攻(遅攻もあり)へ、シュートを決められたら再びディフェンス、というルール。1時間行う中で、ジェリコHCより学生選手へ「もっと強いパスを」とまず指示。また、柏木がスクリーンアウトを怠ると、 「ディフェンスで続けてミスしてはダメだ」と交代になるなど、緊張感が高まっていく。序盤は仲村の活躍で色チームが得点するが、渡邉が2度続けて桜井のシュートのタイミングを読んでブロックするなど白チームがディフェンスから速攻を重ねる。ゴール下でも簡単に打たせず、色の得点が止まって白49-20色となったところで水分補給。得点をリセットして再開されると、選手の組み合わせで3番(F)ポジションに上がった竹内譲が仲村の巧いスクリーンにことごとく引っ掛かってシュートを決められてしまい、「全部譲次ね」とジェリコHCに言われながらも、3番のディフェンスのアドバイスを受けていた。 続いての5on5ゲームでは、色:五十嵐・桜井・竹内譲・西塔・竹内公、白:柏木・仲村・網野・古田・伊藤。西塔が、マークが4番ポジションの古田であることを利用して速攻、ロングシュートと活躍し、色14-11白とする。色チームは学生チームで培ったコンビネーションを発揮する一方、白チームのオフェンスがややかみあわず速攻を出され、15分で色29-21白。コートチェンジした後も、39-25に。最終的に45-31となったところで15分が終わり、終了となった。 終了後、途中合流の太田は東野コーチ・加賀谷コーチとビッグマンドリル(ローポスト・ハイポストから)、さらに楠本通訳も加わって、ジェリコHCの見守る中補強をたっぷり行っていた。 |
OFはセットプレー: 「ぐー」を指示する柏木 |
5on5: シュートを調子良く決めた西塔 |
5on5ラリー:仲村のDFの アドバイスを受ける竹内譲 |
<取材・文 北村美夏>
|
|