<男子日本代表スタンコビッチカップ直前合宿>

11月16日、国立スポーツ科学センターで男子日本代表スタンコビッチカップ直前合宿が始まった。午前中は4on4とシューティングで始め、午後は17時からチームの戦術の確認を行なった。
合宿は18日まで行なわれ、そのまま19日にチャイニーズタイペイに出発する。

午前参加選手(8名):網野、伊藤、柏倉、西塔、桜井、竹内公、竹内譲、古田
※五十嵐・柏木は午後から、仲村は明日から参加。また、渡邊がアキレス腱痛のため追加で小宮邦夫(アイシン精機)が召集される予定(変更の可能性あり)。
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11/16(火)
 まず中央で円陣を組み、ジェリコ・パブリセビッチヘッドコーチよりこの合宿の内容などの話があった。その後加賀屋コーチ指導でウォーミングアップを行なうとすぐハーフコートの4on4へ。ルールはシュートを決めた方がエンドからスローインして攻め続ける。チーム分けは赤:柏倉・桜井・竹内譲・伊藤、白:網野・西塔・竹内公・古田となった。
  はじめはスクリーンでスイッチしてしまったりディフェンスのプレッシャーが甘く、特にチームではファールケアやカバーディフェンスも担うセンターの伊藤・竹内らに対してジェリコHCから「最後までプレッシャーをかけていない。自分のチームではないからそういうクセをなくしていこう」と指示があった。また、白チームは網野のミスマッチ(柏倉とマッチ
<今日の練習メニュー(午前)>
11:00 集合
11:10 アップ
11:35 オールコート鬼ごっこ
11:40 ハーフコート4on4(21点先取)
12:00 オールコート4on4(〃)
12:30 2人組シューティング
12:55 終了
アップ)を生かしきれず「ミスが多いよ、集中しよう」とたしなめられる場面も。しかし学生組の西塔がリバウンドに飛び込んだり、竹内公輔・譲次が積極的な1on1を展開していくうちに、古田のレンジの長いシュートや柏倉のミスマッチを感じさせないディフェンスも出て全体のプレーも変わっていった。
  21−17で白が勝つと、続いて先ほどのルールに加えてディフェンス側がリバウンドを取ったら速攻を出すオールコートの4on4を行なったが、これも最初はハーフでのオフェンス・速攻とも決めきれなかった。しかしこれもやっていくうちに徐々に「シュートまでは良かった」「今の攻撃(の流れ)もシュートも全部良かった」とジェリコHCを納得させるプレーも見られた。最後はアシストに徹していた柏倉がレイアップを決め、赤が21−13でハーフの借りを返した。
  この後2人組でシューティングを行ない、午前の練習を終えた。
ジェリコ・パブリセビッチヘッドコーチ
「(この合宿では)戦術の確認だけです。自分のチーム・大学での準備を信じて、フィジカル面のメニューはやりません。(8月以来の選手の印象は)正直もっと調子が良いかと思いました。何人かはチームでのプレータイムが短いのが1つの要因でしょう。しかし成長している選手もいます。例えば西塔は伸びていますね。この(8月から今まで)間に誰がどれだけ練習、プレーしたかがわかりました。(追加予定の小宮選手については)まず渡邉の故障があり、そこで最も交代できると思いました。前からも彼のことは考えていたので今回確認してみます。(大会の抱負は)特にはありません。他のチームがどれだけ準備してくるかによりますね。カタールは長年アジアのバスケットのトップで現時点では自分達より強いチームでしょう。またイランは大きな成長をしており、U-18・U-21の大会で優勝したことはいい仕事を果たしているということです。」
「成長した」(ジェリコHC)という西塔
タッチよくシュートを決めていた古田
竹内公輔・譲次のマッチは白熱
<取材・文 北村美夏>
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