ジェリコ・パブリセビッチHC
「大会準備期間というには3日間は短すぎますから、チームを作るとか言うような状態ではないですね。リフレッシュすることがまず目的です。個々の選手は皆自分たちのチームでやってきているので、そのまま臨めないことはないでしょう。今の状態やチームのレベルは結局試合をしてみないとわからないです。ただキリンカップの頃よりはやはり下がっていると言わざるを得ないですね。ある選手は合宿に入る前に15日くらいのオフがあった。それをこの3日間で取り戻すことはできません。だからこの大会はいいプレーも出るかも知れないけど、悪いプレーも出る可能性がある。本当に“やってみないとわからない”のですよ。
しかし、我々が目指しているのは“2006年”で、今そこに向けてチーム作りをしています。そのためには多くの試合をしていくことが必要ですから、この大会はそういう意味でとても利用できるものだと思っています。もちろんこの大会でもできるだけいい成績を残したいですが、それだけで終わるのではなく、常に2006年を意識してやっていかないといけないのです。このチームに必要なのは経験です。特に柏木・竹内公・竹内譲・桜井・西塔にとってはA代表としてのはじめての(公式な国際)大会となります。彼らは緊張してプレーも上手くいかないかもしれない。しかしそれら1つ1つがとても大切な経験となるのです。
今回渡邉がアキレス腱を傷めていて出場できませんが、それはやはりチームにとっても辛いことです。彼は古田と並んで経験のある大切な選手ですから。しかし、連続して数試合行うことはしないほうがいいということで今回は断念しました。これからを見ていきたいですね。台湾は初めてなので行ってみないとわからなのですが、体調管理などはルールを決めるなどして、しっかりやっていくつもりです。」