<第1回スタンコビッチカップ>
<第1回スタンコビッチカップ> |
11月25日スタンコビッチカップ第5日目、日本は予選ラウンドの最終戦となるフィリピンとの試合を行った。攻守ともにアグレッシブにプレーする日本はスタートからペースを握ると、最終クォーターフィリピンの必死の攻撃に追い上げられるも点差を保ち、106-46で勝利した。しかし、得失点差で上位リーグ進出はかなわなかった。日本は明日クウェートと対戦する。 |
<第1回スタンコビッチカップ 予選リーグ> 11月25日(日) 会場:台北市立体育学院体育館
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先頭に立って速攻に走る#13古田 |
序盤の流れを作った#8柏木 |
インサイドの強さが戻った#14伊藤 |
日本 パブリセビッチヘッドコーチ |
<Pick up!> 日本・#7五十嵐圭選手 |
チーム状態が十分でないままに臨んだ第1戦。日本はシリアに大敗をきす。 「シリア戦では本当に全然ダメでした。それはオフェンスもディフェンスもです。なにより入り方がとても悪かったです。それは決して相手を甘く見ていたわけではないのですが、ただ気持ちの持ち方が悪かったという感じです。みんなが同じ気持ちでプレーできていなかったです。国際大会の難しさを感じました。」 その2日後、日本は素晴らしいディフェンスで強国カタールに勝利する。 「1戦目の敗戦後は落ち込まなかったといったら嘘になりますが、それよりも「もう負けられない」という思いの方が強かったですし、踏ん切りがついて気持ちの面で全然違う形で次のカタール戦に入ることができました。カタール戦も決してすごく調子がいいという訳ではなかったのですが、気持ちの面で相手を上回ることができていたと思います。カタールに対しては若くて強いという意識はありましたが、特別それでプレッシャーになるようなことはなかったですね。シリア戦の出だしが悪かったのでとにかく出だしをしっかりということは意識していました。あとはやはりディフェンスですね。昨日(24日)のディフェンスはかなり今年の夏の状態に近づいてきました。 上位に行くためには昨日の試合で19点以上の点差で勝たないといけなかったのですが、そういうことはコーチの方たちからも試合前には言われませんでした。みんな薄々はわかっていたのですが試合後も特にはっきりしたことはなくて、今日の朝のミーティングで言われました。上位にはいけませんでしたが、5位はとりにいかないといけないので落ち込んでいられません。残りを全部勝つつもりでいきます。なので今日もモチベーションは落ちることがなくしっかりやることができました。」 「代表の練習で特に学んだことは「ミスを少なくすること」です。PGとして流れを作っていくためにも、些細なパスミスでもとても大きいことがよくわかりました。 去年のアジア大会の直前にA代表に入れてもらえたのですが、リーグのトップ選手たちと一緒に練習できたことでスムーズにスーパーリーグに入ることができたように思います。そして今年は4月からの代表の活動のなかで6月のヨーロッパ遠征や、キリンカップなどとてもいい経験をさせてもらって、2年目ということもあってリーグにも去年よりも余裕がもてて、前よりまわりが見れるようになってきていると思います。」 コートを風のように走り抜けるそのプレーでここ台湾でもファンやメディアの注目を集める。 「台湾はファンの人が積極的で写真とか言ってこられますが、こうして海外でも応援してもらえるということはやはり励みになってうれしです。日本でもそうしてどんどん言ってきてもらっていいと思いますね。そういうものがあることでよりがんばることができますからね。」 |
(渡辺美香)
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<第1回スタンコビッチカップ 予選リーグ> 11月25日(日) 会場:台北市立体育学院体育館
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<第1回スタンコビッチカップ 予選リーグ> 11月25日(日) 会場:台北市立体育学院体育館
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<取材・文 渡辺美香> |