<第1回スタンコビッチカップ>

11月27日スタンコビッチカップ最終日、日本は5位決定戦となるインドとの試合を行った。日本は波のある試合で何度も追い上げられるが食い止め、インドに10点差で勝利し5位となった。

最終順位

優勝  カタール
準優勝 韓国
3位   チャイニーズ・タイペイ
4位   シリア
5位   日本
6位   インド
7位   クウェート
8位   フィリピン


<第1回スタンコビッチカップ 5位決定戦>
11月27日(土) 会場:台北市立体育学院体育館

TEAM
 



 
TEAM
75
30
1st
16
65
 
日本
9
2nd
20
インド

(Bグループ3位)

20
3rd
9
(Aグループ3位)
16
4th
20
 


スターティングメンバー
日本:#6桜井・#8柏木・#11網野・#13古田・#15竹内譲
インド:#4KADAM・#7SRIDHAR・#8KUMAR・#13AHMED・#14ROBINSIN

coming soon


攻守に活躍の#10竹内公

ゲームの要となった#11網野

要所で得点しチームを助けた#12小宮

日本 パブリセビッチヘッドコーチ
「まずは5位になれたので満足しなくてはいけないのでしょう。インドはこの大会でとても成長を果たしました。今後バスケットボールがどんどん伸びていく国でしょう。我々は今日チームの状況が非常にいい時もありました。そこで最初に大きな点差をつけました。第2クォーターで追いつかれたのは、シュートが入らなかったからです。しかし全体的には選手たちの戦う姿勢にすごく満足しています。今日の試合を直接決めたのは#11網野でした。また、(#10竹内)公輔も20分の間に15本のリバウンドを取り、ゲームをひっくり返しました。また今回急遽参加してくれた#12小宮選手に私たちを手伝ってくれてありがとうございますと言いたいです。今日彼を使ったのは私のコーチとしての勘です。昨日は使わなかったけれど、今日はいけるのではないかと思いました。そしてオフェンスでダイナミックなプレーをしてくれました。また、今日のディフェンスはインドの3人のいいシューターに対しそれほど十分にはできませんでした。#8は上手く抑えることができました(0/3・3P、4得点)が、#12には9本中6本決められてしまいました。インドのエースの#14に対してのディフェンスも満足できてません。しかし(#10竹内)公輔が入ってよくなりました。彼はリバウンド、ディフェンス、シュートセレクションと全てにわたってよいプレーをしました。この2試合#7五十嵐が期待に応えるプレーができていないのですが、そこで#4柏倉が上手くやってくれました。
大会全てを通すと全員がどこかでいい役割を果たしています。#5西塔・#6桜井・#15竹内譲次はカタール戦でいい働きをしました。#10竹内公輔・#8柏木・#13古田の3人は大会を通していいプレーができていました。#11網野はこの大会までにあまり試合に出ていなくてこの大会に入ってもフラストレーションが溜まっていましたが、彼はそれを乗り越えて素晴らしいプレーができるようになりました。しかし、個々の選手がどうというのではなく、我々は“代表チーム”としていい仕事をすることができました。だから“代表チーム”なのです。
このチームでは選手だけでなく加賀谷・東野両Aコーチや中村トレーナー、貝塚MG、楠本通訳、みんながチームのために本当によく働いてくれました。心からお礼が言いたいです。」

日本 #13古田選手(CAP)
「最低限のことはできたと思います。結果的にみればシリア戦が全てだったようにも思えますが、こういうことも今後につながるいい経験なるでしょうし、それをまた来年に活かしていきたいです。今日は大切な試合だとみんなもわかっていましたので、それだけのことはできたと思いますね。前半いい感じでしたが柏木が怪我をしてそれからちょっとリズムが崩れました。でもそこで柏倉が入っていい仕事をしてくれました。それで最後は自分たちの形で勝てたと思います。」

日本 #14伊藤選手
「自分のチームと代表チームでは全然違うので、その辺が入り方(第1戦)にも出てしまったかなという感じですが、だんだんよくなってきて最終的には5位に入れたのでよかったです。夏の感じが戻ってくるというほどのことはやはり時間が短いのでありませんでしたが、それでもずっとやっているメンバーなのでなんとなく形になってはきましたね。この大会が入ったことで振り替え試合が友人の結婚式に重なってしまって参加できなくなったことがショックでしたが、こういう短い期間の国際大会が経験できたことはよかったと思います。」

日本 #12小宮選手
「折角来て何もしないっていうのもなんなのでと思っていたのですが、最後で起用してくれていいところでシュートを決められたのでよかったですね。今日はジェリコ(パブリセビッチHC)が「#8を止められるか?」と聞いてきたので「できます」と応えたら出してくれました。それで自分の仕事として#8を止めることをしっかりやろうと思いましたね。ディフェンスをしっかりやることでいいリズムができてこちらのペースにすることができました。
(急な参加でしたが)このチームはほとんどしゃべったことのないようなメンバーだし、プレースタイルも全く違うので戸惑いだらけでしたが、年の近い古田さんとか(仲村)直人とかがいろいろ話し相手になってくれてよかったです。基本的には若いチームなのでそのノリを上手くもらって、自分も気分的に若くなればその辺は楽しめました。
プレーに関してはこのチームのものを理解するには時間がないので、とにかく自分のチームでプレーしているものがどれだけこのチームに合うかということでしたね。
多分もうこのジャパンチームには参加することはないと思うのですが、これからもみんな本当に頑張ってほしいですよ。今日は運もあるとは思いますが、いい経験ができました。これをチームに帰ってちょっとでも役立てていきたいですね。」

日本 #8柏木選手
「(試合中に痛めた足は)大丈夫です、多分(笑)。この大会は自分的には全体を見るとよかったかなと思います。初戦の入り方がよくなかったのですが、その後気持ちを切り替えてできていたのでそういうところもよかったですね。自分としてはこの大会を通して成長できたように思います。(日本代表としてはじめての公式国際大会でしたが)自分のプレーではディフェンスとスピードはこういう国際舞台でも通用するということがわかりましたし、もっと積極的にシュートを狙っていくことが必要だとも思いました。4月から代表でやってきていろいろ学んだのですが、代表活動が終わって自分のチームに戻るとやはり大事なこととかを忘れていたりしていたので、この大会でそれを思い出すことができてよかったです。これからもそういう気持ちを持ち続けていけたらいいなと思います。とりあえず日本に帰ったら今度は自分のチームのことをしっかりやっていかないといけません。頑張ります!」



(渡辺美香)

<第1回スタンコビッチカップ 決勝>
11月27日(土) 会場:台北市立体育学院体育館

TEAM
 



 
TEAM
65
25
1st
16
82
韓国
27
2nd
11
カタール
(Aグループ2位)
14
3rd
17
(Bグループ1位))
16
4th
21



 

<第1回スタンコビッチカップ 3位決定戦>
11月27日(土) 会場:台北市立体育学院体育館

TEAM
 



 
TEAM
60
11
1st
18
82
シリア
14
2nd
11
チャイニーズ・タイペイ
(Bグループ2位))
16
3rd
21
(Aグループ1位))
19
4th
32




<第1回スタンコビッチカップ 7位決定戦>
11月27日(土) 会場:台北市立体育学院体育館

TEAM
 



 
TEAM
-
-
1st
-
-
クウェート
-
2nd
-
フィリピン
(Aグループ4位))
-
3rd
-
(Bグループ4位))
-
4th
-


<取材・文 渡辺美香>

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