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3月9日、東京の国立スポーツ科学センターで、第3次スプリングキャンプが行われた。2次からセレクションされた22名が参加し、13日まで行われる。

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3/9(水)

  15時からA代表組が一足早く始まる。伊藤拓・太田敦・太田匠・川村・桜井・西塔・竹内公・竹内譲・中川の9名が参加。3on3やドリブルシュートなどこれまでにも行なったメニューをより正確にできるよう約1時間半練習を重ねた。ドリブルミスやバランスを崩す場面も見られたが、全力でやっているからこその、成功につながる失敗に見えた。また、新しい顔ぶれが加わることで普段とは違うタイミングでのパスカットや1on1が見られ、活性化されていた。

  続いて17時から3次メンバーでの合宿がスタート。この日は2メン、1on1(以上インサイドとアウトサイドの2グループに分かれて)、2on2、4on4(5チーム)。それぞれA代表練と同様に、2次キャンプまでのポイントを意識してチェックしていく。2メンでは「強いパス」「スピード」。1on1では「激しいディフェンス」。これは2on
2以降も同様だ。特に人数が2人以上の時はスクリーンが入るため、丁寧にアドバイスが出た。

  最後は4on4ラリー。人数が増える分責任があいまいになる部分があり、途中で止めて「1on1・2on2でディフェンスをやったのに、1つ1つの争い合いがない。なんとなくシュートして、何となく得点を重ねて交代して、となってしまっている。やっぱり今までやったことを少しでも覚えてやっていかないと。オフェンスも


伊藤拓のダンク(3部練にて)
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ディフェンスももっと激しくいこう」と池内コーチ。すると徐々にインサイド、アウトサイドでも激しく当たりだし、最後のセットでは2点差がつかず23‐25となるまで続けられた。

  終了時には池内コーチより「毎回メンタル的なことを言うけれど、やろうとすることが大事。1人、2人でもやらない人がいたらどんどんそっちに流れてしまう。全力を意識してやらないといい練習にならないし、怪我にもつながる。ここに参加しているのは最後まで選ばれた選手なのだから誇りを持ってやろう」との言葉があった。ジェリコHCも「せっかくもらった、こういうことができるチャンスを生かそう」と、将来を見据えて高い要求を受けている未来の日本代表にエールを送った。
<取材・文 北村美夏>
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