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3月13日、東京の国立スポーツ科学センターで、第3次スプリングキャンプが行われた。2次からセレクションされた22名が参加した合宿もこの日で打ち上げられた。

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3/13(日)

  今日は最終日なので、まず練習の前にジェリコHCから1人1人にメッセージが送られた。技術・スキルはもちろん、取り組み方まで含めた良いところ、それから今後もっと伸ばしてほしい、改善してほしいところなどが30分以上にわたって告げられた。また、昨年同様、スプリングキャンプでいいパフォーマンスを見せた数人がA代表候補に参加することも紹介された。
 
  アップの後はクロス3メン。台形の線、3ポイントライン、サイドラインと3人の間隔を広げていく。最初に指定されたパスの

数が多くてギリギリだったが、こんどはパスの回数が少なくてギリギリの受け渡しになる。その中でも「しっかりラインを踏んで」「ミートはなるべく跳ばないで速くパス、また「トラベリングしない」」など基本は崩さない。最後はスタートする時に言われたパスの回数に合わせて1往復した。「4、1」のように帰りが1だと、行きにシュートした選手が帰りもシュートなので長い距離を速く走らなければならなかったが、皆良く走れていた。

  続いては 3チームで5on5。7点先取(2P・3Pでカウント)の勝ち残り。各チームの最初に呼ばれた3人の3ポイントシュートで先に出る2チームを決める。同じチームが勝ち残る時もあれば交互に交代が続く時もあり、ラリーが続くセットもあればすぐに速攻が決まるセットもあり、約1時間計15セット行なわれた。3次合宿ということもあり絶妙のコンビプレーが見られたり、高校生組のいいシュートもあった。

  これでは終わらず、その後腹筋の補強。前回より種類が多く悲鳴が上がる。ここで西塔にボールが渡され、3ポイントシュートが決まればこれで終わり、外せばペナルティーとなるが、しっかり決めて全日程を終えた。

池内泰明コーチ
(3次合宿を振り返って)かなり選手の体も意識も強くなって、満足の合宿ができました。今回のテーマは5on5でしたが、ライバル意識を持って各ポジションを争ってくれましたね。ディフェンスのプレッシャーにしても、オフェンスの判断にしても、彼らの持つ知識をうまく出せていたと思います。(特にディフェンスのプレッシャーについての指示がありましたね)逃げないで、手でなくもっともっと体を使ってプレッシャーをかけて、競り合いをしていかないといけませんからね。今回、色々なミーティングの時に“オフェンスのスクリーンの練習をしたの?”って言われたんですよ。ディフェンスが厳しいと必然的にオフェンスもしっかりかけるようになるというように効果がそっちにも出ました。自分としても強いディフェンスをやるといいオフェンスもできるようになるんだなとつながりました。
(1〜3次全体では)
一言で言うと選手が良く頑張りましたよ(笑)。今回はコンディションでやむを得ないケースもありましたが、全員がやる気を見せてくれました。
(今シーズンの学生代表としては)まぁこれからですが、チームのルールを少しずつつけていければと思います。ユニバは今回の参加メンバー以外も入りますが、間があいても次に集まったときに今回やったことをすぐ出せるか、日ごろの練習で自覚を持って取り組んでもらえると嬉しいです。またそれができる選手が残っていくでしょうね。」
<取材・文 北村美夏>
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