<ジョーンズカップ男子合宿>
7月18日、国立スポーツ科学センターで、U-24日本代表ジョーンズカップ合宿が行われた。最終日の今日は、U-18代表と練習ゲームを行った。
21日に東芝小向体育館で直前合宿を行った後、22日に台北に向けて出発し、24日から8月1日まで日本を含む9チームでリーグ戦が行う。

参加選手(12名):中川・瀬戸山・熊谷・佐藤・大西・大宮・加々美・大屋・町田・蒲谷・菅谷
U-24候補全メンバーはこちら

7/18(日)
<今日の練習メニュー>
08:45 集合 アップ
09:00 vsU-18代表
10:15 2人組シューティング
10:30 クールダウン
10:40 円陣
(ジェリコA代表HCより総評)
11:00 終了

写真右:菅谷のゴール下
写真左:瀬戸山の1on1


<強化試合 男子U-24代表vsU-18代表>
7月18日(日) 会場:国立スポーツ科学センター

TEAM
 



 
TEAM
98
32
1st
13
45

 
U-24代表
38
2nd
17
U-18代表
28
3rd
15

1本目  スターティングメンバー
U-24代表:中川・瀬戸山・大宮・大西・佐藤
U-18代表:佐々木亨・太田・川村・寒竹・荒尾

開始直後、大西がインサイドでのシュートを決める。その後ディフェンスリバウンド からの速攻をU-18・寒竹に決められ、2-2の同点となるが、佐藤の連続得点、瀬戸山 のスチールからの速攻ダンクで8-2とリードする。しかしU-18・太田に大きくはねた オフェンスリバウンドからそのまま3ポイントシュートを決められ、8-5と差がひらか ない。大宮・大西がそれぞれファールをとり、フリースローを得るも、1本ずつしか 決めらず、今一つ波に乗れない。ここで中川がウィングからの3ポイントシュートを 決め、13-5とし、さらにディフェンスを前から当たるようにして、U-18にオフェンス を組み立てさせない。しかし、U-24の方もなかなかシュートが決まらず、得点が伸び ない。残り4分54秒に代わって入った蒲谷が速さを生かしたオフェンスで、大西の3ポ イントシュートをアシスト、さらに自身がミドルシュートを決め、20−5とようや く差をひろげる。さらに大西と菅谷の合わせのプレーや、蒲谷の連続ドライブイン・ シュート、加々美のミドルシュートと点差を広げ、最後は町田が速攻でディフェンス をかわしてのシュートを決め、32-13と19点差をつけて、1本目を終える。

2本目 スターティングメンバー
U-24代表:石崎・蒲谷・加々美・町田・菅谷
U-18代表:西村・佐々木亨・荒尾・太田・寒竹

菅谷のローポストからの1on1で始まる。続けて蒲谷がスチールしてパスを石崎につな ぎ4-0とリードする。ここでU-18・西村・荒尾の合わせのプレーで得点されるも、す ぐに蒲谷がウィングからの3ポイントシュートを決め、7-2と差をひろげる。さらに蒲 谷は、ゴール下の菅谷にいいアシストパスを出したり、オフェンスリバウンドを取っ てバックシュートを決めたりと、前の回からの好調を維持する。しかしU-18・太田 に、荒尾のシュートのアシストや、ウィングからの3ポイントシュートを決められ、 さらに西村にもディフェンスをかわしてのミドルシュートを決められ、13-10と追い 上げられる。ここからU-24も速さのあるオフェンスを展開し、加々美・町田が次々と 速攻などを決め、さらに代わって入った大屋が3ポイントシュートを決めるなど、連 続得点し、30-10と大きくリードする。ここで、U-18・太田にオフェンスリバウンド からのミドルシュートを決められるが、その後、大宮の速攻ダンクや、瀬戸山のドラ イブイン・シュートなどで得点。終了間近にU-18・川村に3ポイントシュートを決め られるが、最後は佐藤がゴール下のシュートを決め、38-17と21点差をつけて終了す る。

3本目 スターティングメンバー
U-24代表:中川・瀬戸山・大屋・大西・佐藤
U-18代表:西村・嶋田・川村・太田・木村

最初にU-18・太田にドライブインからのシュートを決められ、この日初めてリードさ れる。その後、大西のミドルシュートなどで3-2と逆転するも、U-18・川村のパスを 受けた太田にシュートを決められ、3-4とまたもやリードされる。佐藤のフリース ロー1本で同点とするも、U-18・川村に1on1からのドライブインをバスケットカウン トで決められ、フリースローを含む3ポイントプレーで4-7となり、なかなか追いつけ ない。しかしここからU-24をリードする中川がゴール下と3ポイントシュートと連続 得点し、逆転に成功。その後も、大屋のドライブインや、またもや中川の3ポイント シュートで15-9とリードをひろげる。また、守ってはU-18の得点を単発で抑え、最後 は石崎がドライブでディフェンスをかわしながらゴール下まで切れ込みシュートを決 め、28-15と13点リードして終える。 

<インタビュー>
池内ヘッドコーチ
「(この2試合)A代表とやっていてずっと負けていたので、今日はちょっと余裕をもってできました。どういう相手にでも、常にそういう状態でできないといけないですね。今日の目的はオフェンスだったのですが、その前にリバウンドからのブレイクがよく出ていたのでよかったです。途中ちょっと中でごちゃごちゃしてしまった時があって、そういうのがよくないですね。まだまだやろうとしていることが十分にはできていません。ゲーム前に皆で確認してゲームに臨み、その後また修正する…の繰り返しで、それぞれが身に付けていかないといけないです。昨日の(A代表との)試合では、課題だったプレスダウンもよくできていたし、ゾーン・ディフェンスも使えそうな感じでした。しかしハーフコート・オフェンスでは、フォワードがまだ不慣れな事もあって、なかなか点数が取れない。もっとウィングでしっかりプレーして、ポストとの合わせもやっていかないといけないです。昨日も今日もですが、リバウンドなどで十分集中できていなくて、ブロックアウトがきっちりできていなかったり、手に入っていたのにこぼしたり、というのがありました。この辺は最後の練習にも取り入れてしっかりやっておきます。」

町田選手
「個人的には不十分ですね。チャレンジができていない。色々とやりたいと思っていることがあるのに、試合の中でそれがやれていないです。折角選ばれてここにいるのですから、ここでしかできないことをやりたいのですが、今はそれ自体が十分に掴めてないように思います。でも、きっかけはできていますから、これからの試合の中でいろいろなチャレンジをして、新しい課題など見つけて、成長したいですね。いい経験をさせてもらっていますから、無駄にはしたくないですし、これからも(代表などに)選ばれたいですからね。」

菅谷選手
およそ2ヶ月ぶりの学生ばかりの中での合宿となった菅谷選手に、A代表との練習、欧州遠征のことなどを聞いた。
「A代表と比べて同じ年代だし、精神的にも、肉体的にも、A代表は強くて大きいので、自分的にはU-24の方がやりやすいです。(李相佰の時に比べると)A代表での練習を経験して、プレー面で少しずつ変わってきているように思います…具体的にどこがっていうのは、まだはっきりとは言えないのですが…。むこうで作ったインソール(足底板)には慣れました。最初は違和感がありましたが、靴擦れとかもなかったですし、大丈夫です。内側に重心がかかりぎみだったのが真っ直ぐになって、走ったりしていても楽ですね。
クロアチア(行き)はかなり迷ったのですが、行って良かったです。行く事を決めたのは出発前1週間を切ってました。すごい決心とかってほどでもなくて、まあ行ってみようかなみたいな…(笑)。海外って李相はくの時が初めてで、これが2回目でした。行って1週間くらいして日本が恋しくなりましたね。和食が食べたくなったり…やはり日本が1番いいなって思いました。それからちょっと慣れたのですが、その後スロベニアに移って、練習が走りこみになって、これがすごくきつくて、別の意味で日本に帰りたくなりました(笑)。でもそれもじき慣れましたが。同室の西塔さんと日本の話しばかりしてました。あと何日とか、今ごろ日本ではどうしてるかとか…それで癒された部分はありますね。むこうは夜9時くらいまで明るいので、そういう意味でも練習するのにいい環境でした。李相佰からずっと忙しくて、正直疲れが溜まってますが、ジョーンズカップでは少しでも長くプレータイムをもらって、自分の力にしたいですね。頑張ります。」

<取材・文 渡辺美香/構成 北村美夏>
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