<第26回男子ジョーンズカップ>
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7月31日、台北で、ジョーンズカップ男子が行われた。
休息日を挟んで7戦目の日本は、ドイツ・IBBAに快勝し、通算2勝5敗となった。 ジョーンズカップは8月1日まで行われる。明日台湾ホワイトと対戦して、全日程を終える。 |
<男子ジョーンズカップ 第7戦> 7月31日(土) 会場:(台北)
スターティングメンバー 日本:#4中川・#6瀬戸山・#8大宮・#10佐藤・#11大西 ドイツ 一昨日のカタール戦で#13町田が捻挫し、今日の試合では久しぶりに#10佐藤がスターターに復帰した。前半からタイトなディフェンスでドイツをロースコアに抑え、40-22で折り返す。 後半始まってすぐに、#11大西が4個目のファールをしてしまう。ドイツもファールが多く、#12が開始2分でファールアウトする。日本は中・外と効果的に攻め、得点を重ねる。#8大宮は、3ポイントシュートからアリウープダンクまで多彩な攻撃を展開する。#9大屋・#12加々美も積極的に攻め、得点を重ねていく。守ってはオールコートのプレスディフェンスで、何度もドイツのターンオーバーを誘う。終盤、ドイツの#9・#10にポストからの1on1を仕掛けられ、ファールが多くなり、試合残り1分には#11大西がファールアウトとなるが、流れまでは変わらない。そのまま時間を使ってボールをキープし、最後は#14石崎のパスアウトから#4中川のブザービーターとなる3ポイントシュートへとつなげ、95-55で日本が快勝した。 |
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<インタビュー> 池内ヘッドコーチ 「先のカタール戦で、少しゾーンディフェンスができたので、明日の事も考えて今日はディフェンスをいろいろな形でやってみました。明日はハーフコートのゾーンなども使っていけそうですね。ただファールが多かったですね。プレッシャーをかける時の駆け引きみたいなのものが、まだ十分にできていないです。距離やポジションの取り方とか、もっともっと上達しないといけないです。一生懸命やる気持ちが、上手くプレーにつながっていくようになることが大切ですね。 明日は、基本的にはディフェンスを一生懸命やっていきますが、むこう(台湾ホワイト)には大きいシューターがいるので、こちらの大きい選手たちが彼らに上手く対処していければ、いいゲームができると思います。台湾との試合なのでお客さんも多いでしょうし、みんなはりきってやると思いますよ。」 佐藤選手 台北入り後に体調を崩し、これまでプレータイムが短かったが、この試合では久しぶりに20分以上プレーした。 「体調は戻りましたね。だいぶいいです。一時期熱が39.5℃くらい出て、かなりきつかったです。久しぶりなんでゲーム慣れしていなくて、ちょっと緊張しましたが、自分の仕事がきちんとできたので、安心しました。 (台湾戦は応援がすごい中でやりますが)それは仕方がないので、とにかく自分たちがそれぞれの役割をきちんとやれば、いいゲームができるはずなんで、頑張ります!」 加々美選手 派手なプレーはないが、ここまでの7試合、コンスタントにプレータイムを重ね、安定している。 「この大会に出られて、本当にすごくいい経験になってます。自分に要求されているのは点を取る事とか、派手なプレーをする事とかではないので、出る形としては”つなぎ”ですが、自分にできることを精一杯やっています。今日は攻められる相手だったので、自分のいいところを生かすように、積極的にいきました。この大会で感じているのは、パワーが全然通用しないということですね。でも、スピードはそれほど変わらない選手が多かったので、なるべく生かすようにしました。もっとウェイトをしっかりやってパワー負けしないようすれば、上でやることにつながるように思いました。初めての国際大会ですが、思ったほど緊張しなかったですね。明日の台湾戦は、ああいう熱狂的な雰囲気のなかでやるのは、逆に楽しいです。日本では滅多にないので。頑張ります!」 菅谷選手 終盤にきてプレータイムが伸びてきている。観客からの注目度も高い。 「(「先のカタール戦ではシュートブロックを連発したと聞きましたが?」)自分ではちょっと何本かやったなって感じなのですが。まあ、それしか取り得がないといったらそうなんで…。でも、もっとしっかり点数が取れないとダメですね。取れないのは下手だからです。自信がついてる部分は、今のところないですね。自分では感じないです。 明日また台湾とですが、 初戦の台湾ブルー戦も、すごい応援で出る前は緊張するかなって思っていたのですが、出てしまうとそれほどでもなかったので、明日はチャンスがもらえれば、頑張ります!」 |
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変わらぬ強気のプレーの#6瀬戸山 |
持ち味を発揮しだした#6熊谷 |
積極的な攻めも見られてきた#14石崎 |
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<取材 渡辺美香/構成 北村美夏>
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