<第20回京王電鉄杯10大学フェスティバル>
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4月29日(祝)〜5月3日に、トヨタ府中スポーツセンターで、第20回京王電鉄杯10大学フェスティバルが行われている。 |
照明が消え一時中断(16時50分頃) |
<第20回京王電鉄杯10大学フェスティバル 明治大vs青学大> 5月2日(日) 会場:トヨタ府中スポーツセンター
明:#4宍戸、#5尾崎、#8神崎剛、#10黒田、#23古橋 青:#4鈴木、#6伊藤、#7大屋、#8佐藤、#10岡田 |
第1クォーター、明治大は#10黒田らのアウトサイドシュートで先行するが、中盤点が止まり追いつかれるとそのまま19-18で第2クォーターへ。色々な組み合わせ、形を試す中、1年生の#22北向が迷いのないシュートを沈め盛り上げる。しかし、それ以上に青学大に速攻での連続3ポイントシュートなどを決められ39-43で前半を終える。 後半立ち上がりは、3年生の#10黒田ではなく1年生の#23古橋を学生全日本代表センターの青学大#8佐藤にぶつける。最初こそ押し込まれたが、リバウンドやルーズボールに絡んでいって流れを引き寄せる。それに刺激を受け#9神崎健ら上級生もアグレッシブなディフェンスを展開し、青学大の得点を止めるが、紙一重でファールも重なり57-57と引き離せない。 第4クォーターは一進一退の攻防となり、残り2分でも72-72と互いに譲らない。しかし、ここで#22古橋がリバウンド時に5つめのファールを犯し退場し、このフリースローを青学大#8大屋に2投決められてしまう。その後互いに1本ずつ決め、残り1分を切って74−76で明治側のタイムアウト明けの攻撃。#10黒田に1on1を仕掛けさせるが、囲まれてボールを奪われ、青学大#8佐藤に逆にインサイドの1on1で加点されてしまう。しかし#4宍戸がすかさず3ポイントシュートを決め、77−78で残り15秒。明治大はファールゲームに行くが、青学大#4鈴木にこれを冷静に2投決められる。残り10秒で、#4宍戸が運び、#12緒方が3ポイントシュートを放つが決まらない。このリバウンドを青学大#佐藤がはじき、それを拾った#22北向が得意の3ポイントシュートを放つが、ブザーとともにはずれて明治大は77−80で接戦を落とした。 |
青学#8大屋のシュート |
<第20回京王電鉄杯10大学フェスティバル 慶応大vs明治大> 5月2日(日) 会場:トヨタ府中スポーツセンター
慶:#4志村、#5石田、#11辻内、#22酒井、#23竹内 明:#4宍戸、#7樋渡、#10黒田、#20中澤、#22北向 |
明治大は1試合目で活躍した#22北向をスタートで試す。それぞれが気持ち良くシュートを決め、第1クォーターを19−20とする。第2クォーターは守り合いとなり、残り4分30秒でも27−26とリードはわずか。そこでインサイド陣にスクリーンアウトを徹底させ、リバウンドをガード陣に取らせてそのまま速攻に持ち込み35−30とする。しかし、タイムアウトで慶応大に立て直され、#4志村らの得点で38−39と逆転される。 |
明治大#22北向のカットイン |
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<3ポイントシュートコンテスト> 第3試合終了後、3ポイントシュートコンテストが行われた。ルールは、何本か練習して各自感触を確かめたあと、30秒間1本勝負。優勝は、1人だけユニフォームを身につけていない出場者・日大安藤潤さんでした。 1位 安藤 潤(日本大):11本 なんと日大コーチ!序盤からリズム良く決め優勝 2位 寺岡 欣吾(明治大):10本 後半伸ばせず、惜しくも1本差 3位 高木 賢伸(早稲田大):9本 試合直後ということを感じさせないきれいなフォームで量産 3位 中川 和之(専修大):9本 最初入らずも、あの華麗なハンドリングを披露 3位 岡田 優介(青山学院大):9本 ラスト10秒で怒濤のクイックシュート! 6位 森 勇樹(法政大):8本 打点の高いジャンプ・シュートでこの点数 6位 加々美 裕也(法政大):8本 ブザービーターは認められず 8位 前川 大志(東京大):8本 物怖じしない1年生 8位 椎名 雄大(中央大):7本 マイ・パッサーを連れて来るも伸びず 10位 酒井 泰滋(慶應義塾大) :5本 トップバッターで力を出し切れず |
優勝・日本大安藤コーチ |
<第20回京王電鉄杯10大学フェスティバル 青学大vs法政大> 5月2日(日) 会場:トヨタ府中スポーツセンター
青:#4鈴木、#6伊藤、#7佐藤、#8大屋、#10岡田 法:#10山田、#16高久、#17亀井、#28深尾、#30町田 |
青学大は、第1クォーターは21−25とついていくが、第2クォーターはオフェンスが#7佐藤頼みになってしまい、運びでも法政のディフェンスにかかり残り4分で30−49と大差をつけられてしまう。その後パスがさばけるようになり、何とか38−51で折り返す。 しかし第3クォーターは一転、#6伊藤・#10岡田のシュートが決まる一方で、法政の司令塔#10山田をファールトラブルに追い込んで65−61と逆転する。その後は一進一退となり、80−82とわずかにリードを許して最終クォーター残り2分。タイムアウト明けのディフェンスで、法政#30町田にゴール下の1on1をねじ込まれるが、オフェンスリバウンドに粘りそれを#4鈴木が3ポイントシュートにつなげて83-84とする。さらにその後、24秒バイオレーションを取られるが。審判が笛を吹き24秒を残してタイムアウト。勝っている法政はボール回しにかかるが、意思が合わずイージーパスミス。青学ボールになり、#4鈴木がスピードで運んで、ワンツーパスでフリーになって3ポイントシュートを放つが、リングに嫌われる。しかしそのリバウンドがフリーの#7佐藤に出て、ブザービーターのフックシュート。紙一重で青学大が大逆転勝ちした。 |
決勝点の青学大#7佐藤 (右から3人目) |
<第20回京王電鉄杯10大学フェスティバル 早稲田大vs中央大> 5月2日(日) 会場:トヨタ府中スポーツセンター
早:#4木村、#13武井、#14菅原、#15高木、#21近森 中:#5加藤、#7中村、#11小野、#14石田、#19富田 |
早稲田大は、立ち上がり中央大にシュートを確率良く決められ13−23とされるが、#15高木の得点で何とかこのクォーター18−25とする。第2クォーターもファールがかさみ、フリースローでの得点を与えるが、#14菅原が孤軍奮闘し、ルーズボールやりバウンドに粘って残り3分33−36まで追い上げ、38−39で折り返す。 |
リバウンドに飛ぶ早稲田大#15高木と中央大#19富田 |
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<取材・文 北村美夏> |
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