<第80回男子関東大学リーグ戦>
<第80回男子関東大学リーグ戦> |
第80回男子関東大学リーグ戦は19日、代々木第2体育館で、1部の第2週目を行った。第1戦の結果は以下の通り。 |
<第80回男子関東大学リーグ戦 2週目 第1試合> 9月19、20日(日、祝) 会場:駒沢体育館
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(9/20分) |
役割を果たした筑波#5井上 |
日大#9呉屋のフリースロー、#6仲西の連続得点を許し、残り3分30秒35-34と1点差にまで迫られ、タイムアウトをとる。その後は、筑波#5井上がインサイドでアシスト・ゴール下のシュートと得点に絡み、リードを維持する。残り14.6秒、日大#23張にゴール下のシュートを決められると、タイムアウトを取り、最後のオフェンスの確認をするが、結局シュートはできずタイムアップとなり、41-38と3点リードのまま前半を終える。 しかし、第3クォーター入って、日大#9呉屋に24秒ギリギリとなる3ポイントシュートを決められ、41-41の同点とされる。さらに残り8分40秒には日大#7蒲谷のフリースローで41-42と逆転される。しかし、残り6分50秒に筑波#5井上がゴール下でファールをもらい、そのフリースローを2本とも決めると、その後その井上の1on1や、スティールからの#10鹿野のシュートで49-44と再びリードを奪う。残り4分25秒には日大#7蒲谷に対し、かなり厳しいディフェンスをしてきた#4瀬戸山がボールを奪い、そのまま持ち込んでバスケットカウントを決めて8点差となり、日大にタイムアウトを取らせる。だが逆に残り2分にPGを#18吉田に代えて#12小松の連続得点につなげ、61-50と点差を二桁に乗せる。終了間際日大#4日下に3ポイントシュートを決められるも、61-53と8点リードして終える。 第4クォーター開始から交互に点を取り合い、どちらも譲らない。しかし、残り5分35秒に筑波#18吉田がルーズボールを奪うと、そのまま速攻を決め、69-59と10点差とする。残り1分45秒には筑波#5井上がドライブインからバスケットカウントを決め、76-65となる。しかし残り1分10秒、日大#7蒲谷にリバウンドをそのまま持ち込まれての3ポイントシュートを決められ、76-68とされたためタイムアウトをとる。そこからは時間をいっぱいまで使いながらゆっくりと攻めて日大の焦りを誘い、#12小松がゴール下で連続得点をする。残り15秒に日大#9呉屋が放った3ポイントシュートも入らず、そのまま筑波がボールをキープし、82-68で筑波が勝利した。 |
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日本大・川島淳一監督 「センターが全てですね。そこが機能しなくなると外のプレッシャーが厳しくなって、シュートが入らなくなる。今日はインサイドの差が出ました。(2年生で206cmの#5太田にとっては)まあ、いい経験でしょうね。井上くん(筑波#5)のローポストの1on1を止められないといけないのですが、それができなかった。(初黒星に)リーグ戦は全勝優勝なんてできないですよ。切り替えて臨むまでです。今日に関してはやはり菊池が(怪我で)いなかったのが痛かったですね。太田を下げると中できっちりできる選手がいないですから。この試合で出た課題をこれからに活かします。」 筑波大・吉田健司ヘッドコーチ 「昨日との違いはコンディショニングですね。精神的なものも含めて。昨日は、会場に来るのに渋滞にはまってしまって、着いたのが試合開始まで1時間をきっていました。それでパニックになって、ゲームの入りをふわりとはいってしまった。相手にも走られて、ファーストブレイク(=速攻)も相当出されました。 今日の勝因は、まずはディフェンスです。あと、昨日はローポストが全然使えなかったのですが、今日は積極的にそこを使って攻めるようにしました。井上にはきつかったでしょうが、中で攻めることでディフェンスを小さくさせて、そこから外の攻めを楽にしていく。瀬戸山も昨日は無理なシュートも多かったのですが、今日はかなり楽にシュートが打てていましたね。あと、中で太田(日大#5)をファールトラブルにさせたのもよかったです。しかし、点差がついても一気に行ききらないところが、まだまだだめですね。今日は昨日の負けを引きずらないためにも、どうしても勝たないといけないので、主力中心(スタート5人+尾崎・吉田)でいきました。ここで気持ちが切れてはいけませんから。 これからの戦い方は、とにかくまずはディフェンスでペースを作っていくことです。うちのオフェンスは60点くらいしか取れませんから、まずは相手を70点以下に押さえて、さらに得点力を10点アップしていくこと。シュートはそうそう急に入るようにはなりませんから、インサイドを強化して、そこからアウトサイドが楽にプレーできるようになるといいと思っています。このリーグはどうなるかわからないので、気持ちをしっかり持って臨みたいですね。」 筑波大・井上裕介選手(#5・4年) 「昨日の負けはそれとして受け止めて、次の日は新しい気持ちで臨むようにしました。 今日は、チームのバランスがよくなるようにローポストでプレーしました。センターとしては身長が低い(192cm)のですが、逆にそれを活かすようにしてみました。自分がフォワードと練習している時、相手にやられて嫌なプレーを考えて、それをするようにするのです。具体的には横の動きを使うなどですね。大学に入ってインサイドをやるようになって、いろいろ覚えていっています。 来週の専修戦は、インサイドは向こうの能力が高いので、真っ向勝負をしてもやられるので、向こうの弱点を上手く見つけていきます。専修にも弱点はあるでしょうから。自分にできることを頑張ります。」 |
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<EDITOR'S VOICE> 前日、コンディションの不良から思わぬ大敗を喫した筑波だったが、今日はインサイドの#5井上のローポストを中心に、中-外とバランスよく攻撃ができていた。ディフェンスでは、日大の得点源である#7蒲谷に楽なシュートを打たせず、インサイドの#5太田も機能させずに日大のオフェンスのリズムを崩すことに成功、得点を70点以下に抑えることができた。昨年日大には勝てておらず、さらに昨日の大敗と、チーム全体に「今日は絶対勝つ!」という意識が強かったようにみえた。これで2勝2敗とし、次の専修戦につなげた。 日大はまずインサイドの要である#5太田がファールトラブルになったことで苦しい展開となった。怪我で菊池を欠き、代わりの選手としては#6仲西や1年生の#23張となり、試合巧者の筑波にはなかなか太刀打ちできなかった。そのため筑波のインサイドを止められず、得点を重ねられ、さらに小さくなりがちになるディフェンスをつかれ、外からのシュートも確率よく決められた。オフェンスでもインサイドが機能しないことにより、アウトサイドのディフェンスが緩まることがなく、楽なシュートを打たせてもらえなくなった。来週からは菊池も復帰の予定であり、課題のインサイドの強化はできそうだ。 日大の今日の敗戦で2週目にして全勝チームがなくなった。 (渡辺美香) |
<第80回男子関東大学リーグ戦 2週目 第4試合> 9月19、20日(日、祝) 会場:駒沢体育館
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(9/20分) |
リバウンドからOFのリズムを 作った専修#10波多野 |
第2クォーター立ち上がりは、#5小川の3ポイントシュートなどで残り6分30秒22-34まで追い上げる。だがレイアップを落としてしまったり、#8高久が3ポイントシュートを打たされてエアーボールとなるなど攻撃がかみあわないうちに専修大には#10波多野のインサイドなど確実なシュートを決められ、残り2分26-41とじりじりと離される。ここでオフェンスリバウンドから専修大#6中川和の3ポイントシュート、さらに#4山田の3ポイントシュートのリバウンドが大きく跳ねて専修大#6中川和に渡り、そのまま速攻でバスケットカウントを決められ残り1分26-47と20点差がつく。終了間際には専修大#10波多野のフリースローでリバウンダーがレーンに早く入ってしまうバイオレーションによるやり直しで1点加点され、26-48で折り返す。 第3クォーター、ディフェンスがよくなり#5小川の1on1からのレイアップにつなげるが、インサイドでファールがかさみ、専修大#10波多野にバスケットカウントを与える。だが#8高久のルーズボールから#9町田のバスケットカウント、さらに#8高久のロングシュートが決まり、残り7分35-51と少し差を詰める。さらに専修大#13大宮がフリースローを2投とも外してくれるが、その後2度の速攻のチャンスを生かせず、専修大#10波多野に24秒クロックぎりぎりでの3ポイントシュートを決められてしまう。その後エンドスローで#4山田が専修大#8小野の背中に当てたボールを自らバックシュートに行くなど魅せるが、専修大のゴール下の合わせで残り5分40秒には37-56と押し戻される。だがこれまでリバウンドを取られてきた専修大#10波多野がリングをさわってテクニカルファールとなり、一時ベンチに下がると、#8高久が3ポイントシュート、バスケットカウントと加点しする。残り1分を切ってから、#4山田に4人寄ってフリーになった#5小川の3ポイントシュート、さらに#4山田のブザービーターとなる3ポイントシュートで、54-69として終える。 最終クォーターもその勢いのまま、#5小川・#8高久が1on1を決めて追い上げる。さらに#4山田の1on1の止まったところに#9町田が「ヤマ!」と積極的に呼んであわせ、残り8分60-69と一気に一桁差まで持ってくる。この直後に専修大#6中川和に3ポイントシュートを返されるが、インサイドへのパスをカットしてマイボールにする。だが、それを託された#4山田のコーナーからの1on1がトラベリングとチャンスを生かせない。そのうちに専修大#10波多野にリバウンド、ポストプレイと活躍され、残り6分60-76まで差が戻る。さらに専修大#15小淵のアシスト、速攻で残り5分62-81とされてタイムアウトを取る。だが一度切れた流れを取り戻せず、この後#11末廣の3ポイントシュートしか加点できない。ディフェンスでも足が止まり、専修大#13大宮の3ポイントシュート、#10波多野のバスケットカウントになすすべがない。残り2分から専修大はベンチメンバーを入れてくるがそれにも対処できず、67-96と力尽きた。 |
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法政大・佐藤崇行コーチ 「まとまりに欠ける世界ですね。これをやれといったことを忠実にやれていない。やってほしいことは相手や時間帯によって変わるのですが、指示通りに動けていない。し、戦術という以前の戦う姿勢の問題もありますね。勝つつもりでやっているようなやり方ではない。気持ちですね。それで指示に徹底して従えないのでしょう。話すと頭ではわかっているのですが、終わってから身体がそうでしたね、こうでしたね、では遅いよ、と。“漏れ”がないようにしなければどこにだって勝てないし、専修のように能力のあるチームには特にそうですよね。 1番はディフェンスが崩れていることですね。プレッシャーもない、ディナイもだめ、ローテーションやヘルプも遅い。原点が出来ていない。でも、今日それをしっかりやらせた時間帯は流れが良くなった。それを40分、バスケットは流れがあるスポーツと言っても30分はやらないと、勝ちにはつながらない。次の試合まで今週は3日間しかないので、相手に合わせてアジャストするより、今はその原点をしっかりやりたいと思います。」 |
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<EDITOR'S VOICE>
専修大は、長澤が怪我で欠場も、もう1人のインサイドである波多野がリバウンド・1on1・ミドルシュート・ディフェンスと集中力を発揮し大活躍。相手ディフェンスが中に寄ると、中川和が外から決める得意の形で2連勝した。交代で出場したプレイヤーも流れをつなぎ、主力メンバーを気持ちよくプレーさせた。 法政大はスタートに、ここまで今ひとつ調子の出なかったシューター末廣に代え、専修大の高さ対策も込めセンター高久を起用。しかし、セカンドショット・サードショットを許し、差が開いた。オフェンスでも、エース山田が1on1にいくほど専修大は守りやすくなり、彼が連続得点できる一定の時間以外はバラバラのオフェンスでワンサイドゲームとなってしまった。 試合後、佐藤コーチと山田・小川は作戦板を持って長いミーティングを行っていた。来週の日大戦での初勝利を目指し、どれだけ修正できるか。 (北村美夏) |
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『もう1度』法政大・#5小川伸也選手(3年・G) 1部開幕週・日体大戦は、2戦目延長に持ち込みながら1ゴール差で惜敗。そして今週は20点差、30点差で専修大に敗れた。法政の1人1人の力はトップレベルだが、勝ちが遠い。試合後、4年生も声を掛けるのをためらう中、4番を背負った山田謙と、キーマン・小川は、佐藤コーチとずいぶん長く話していた。 「今の気持ちは大ショックですよ。いけそうな気がするんだけど…。夏の合宿で5on5を多くやれなかったのが、ここに来て響いているかもしれませんね。 ガードとして、パッシングを心がけているのですが、インサイドの選手が外に出て、Gに回す前に打たされてしまっていました。ディフェンスからと言っているけれど、オフェンス中心になってしまっている面がある。やっぱり点が取れないとフラストレーションがたまってディフェンスが崩れてしまって、相手に好きなことやられていますね。特にリバウンドを今日もやられてしまいました。 もう1回、ディフェンスから立て直すしかない。リーグに入ってからでは本当はだめなんですけど、ディフェンスをやってみて自分達の悪いところがわかってきたし、今日3Qも一時いい感じになってこうすればうまくいくなっていうことがわかりました。オフェンスはインサイド中心でやろう、としていましたが、やってみると点が取れない時間もある。だからインサイド“だけ”にこだわらず、考え方を変えていこうと、さっきコーチとも話しました。 |
来週の日大には勝ちますよ。勝てないと去年の再来(開幕5連敗で2部入替戦へ)になってしまうし、今年は入替戦に行ったら気持ちが落ちてしまってどうなるかわからない部分があるし。 うちは2・3年生主体で若いチームだし、やっぱり リーダーシップを出せる人がいないんですよね。だから自分が頑張ろうって決めました。今までは、同じ学年で4番を背負っている山田に気を使っている面も実はあったんですが、もう少し自分を出した方がチームのために良いみたいですね。 それから、うちは仲が良いのはいいのですが、その分なぁなぁになってしまっていたところがあるので、それをもう1度お互い厳しくやりたいですね。本当のチームとして、どう脱皮できるか。先に言ったディフェンス、リバウンド、それから山田の1on1にもやっぱり波はあるから、頼り過ぎずフォローをいつも練習からやって、いつも声を出してくれている亀井が腐らないように応えることもしたい。 チームプレーは難しいけれど、来週までにもう1度、立て直してきたいです。 」 |
<第80回男子関東大学リーグ戦 2週目 第2試合> 9月19、20日(日、祝) 会場:駒沢体育館
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(9/20分) |
スターター起用に応えた 大東#16金城 |
に残り7分50秒には#10金城のゴール下シュートで42-27とし、早稲田にタイムアウトをとらせる。ここから早稲田に#16岩隅・#13菅原と連続得点されるが、すぐに#5西塔がゴール下で攻め、得点を伸ばす。しかし、残り4分30秒をきってから、早稲田の#16岩隅と#14高木に連続で3ポイントシュートを決められ、48-39と差を一桁にまで迫られたところで、タイムアウトをとる。だが、流れは早稲田のままで、#14高木に3ポイントシュートを決められ、48-44と点差を詰められる。しかしここからはインサイド中心に攻め、#5西塔・#6孟が得点し、流れをもどす。残り18秒に早稲田#17田上に与えたフリースロー、最後に放った早稲田#14高木の3ポイントシュートとも入らず、54-47と大東がリードを守り、第3クォーターを終える。 第4クォーターは、お互いに点を取り合う展開になるが、要所で3ポイントシュートを決めて点差を詰めさせない。そのまま71-60で大東が前日のゲームの雪辱を果たした。 |
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大東文化大・ランス・ベッカートコーチ 「今日はまずテンポよくゲームを展開することを意識してやりました。そこでスタートに黒木ではなく、サイズがあって、スピードもあって、シュート力もある金城をいれました。ディフェンスではしっかり身体をはって、体力で勝とうということです。途中集中が切れかけて、審判のことや、相手のことなどを考えてしまう場面がありました。そういう時はタイムアウトや、ベンチからセットプレーを指示したりして、切り替えさせました。早稲田はみんながよく動いて、ボールをはやく動かしていくので、まずはボールを止めて、ワンサイドにボールをキープさせて、自由に動かされないようにしました。ディフェンスも今日はよく集中できていましたね。この対戦(対早稲田)はお互い燃えますから(笑)。これからについては、とにかく「相手」ではなく、「自分たち」のことをしっかりやっていって、1ゲームずつを大切に戦っていかないといけないです。昨年も3〜6位までが、わずか1ゲームの差でしたからね。勝てる試合はきっちりと勝つ。あまりよくない試合は…運に任せます。長丁場で体力勝負のところもありますから、1人でも怪我人が出るときついですよね。みんなが40分フルにやれるように準備していないといけませんね。」 |
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<EDITOR'S VOICE>
大東はこの日スターターに起用された#10金城が、中-外と活躍、流れを大呼び込んだ。後半からは、アウトサイドにいいシューターがいるので、早稲田の中のディフェンスが手薄になりやすく、そこを上手くついて、ゴール下のシュートを決めていた。これで大東は2勝2敗となり、上位についていっている。 早稲田は終始押され気味でのゲームとなった。なかなかチームオフェンスが組めず、個人技中心となり、勢いに乗れないままタイムアップした、という印象だった。前日ようやく1勝上げたが、今日の敗戦で1勝3敗となり、次は3勝1敗の日大との対戦となる。 どちらも負けられない試合という意識、一昨年一緒に1部にあがった同士ということで、終始激しいぶつかり合いの見られたゲームだった。 (渡辺美香) |
<第80回男子関東大学リーグ戦 2週目 第3試合> 9月19、20日(日、祝) 会場:駒沢体育館
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(9/20分) |
ゲームをコントロール、 シュートも決めた慶應#4志村 |
第4クォーター、どちらも速い攻撃でゲームが展開する。どちらも得点を重ね、そのまま慶應がリードを保ち、80-50で慶應がこのカード2連勝を飾った。 |
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慶應義塾大・佐々木三男ヘッドコーチ 「今回の日体戦については、ガード陣とセンターを分断していくことが課題でした。うちは主力としてできるのが5人しかいなくて、他の子たちは努力して上がってきているので、先行して、その貯金を上手く使って、いろいろな選手を出して、最後は逃げ切るというのがやりたいパターンです。昨日はそれができなかった。今日は、志村が良く決めてくれましたね。去年も彼にはたくさん助けられたのですが、このリーグは調子が悪くて、なかなかシュートが入りませんでした。かなり彼は練習したようです。これで調子が戻ると思います。 これからの戦い方は、トランジットのゲームをしてくるところはそうないので、速い展開にすれば、学生バスケにおいては、キャリアがそれほどなくてもやっていけると思っています。相手はゾーンで守ってくると思いますが、ちゃんとやっていけば大丈夫でしょう。とにかくしつこいディフェンスをやって、そこから速い展開で攻めるというパターンをきっちりやっていくだけです。今日はリバウンドもよく取れていました。竹内がほとんどチームで練習ができてない状態ですが、リバウンドもまわりでしっかり抑えて、1on1の状態でとらせてやれていますね。 毎試合トーナメントの意識でやっています。選手たちは“優勝”とかの目標をもっているかもしれませんが、自分はここ2年、優勝は口にしていませんね。1戦1戦戦っていくだけです。」 |
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<EDITOR'S VOICE>
慶應は前半ボールの動きがよく、また個々が積極的に攻めたことで、日体にディフェンスで神経をつかわせ、ゲーム展開を容易にした。また、この試合から#4志村のシュート力が戻り、要所で決めてきたことも、流れを決定付けた要因だろう。これで3勝1敗となり、次は大東との対戦だ。 日体は序盤から慶應のオフェンスに振り回された、といった印象がある。そのため自分たちのリズムでゲームが展開できず、ボールの回りや、シュートといったオフェンスの基本的な部分もやりきれなかった。追い込まれると、外からの無理なシュートが多くなり、リバウンドも取りにくくなる。大西・野口のインサイドも活かしきれなかった。これで2勝2敗となり、次は早稲田との対戦となる。 (渡辺美香) |
<取材・文 渡辺美香、北村美夏/構成 北村美夏> |