<第80回男子関東大学リーグ戦>
<第80回男子関東大学リーグ戦> |
第80回男子関東大学リーグ戦は16・17日、東海大学湘南キャンパス・明治大学和泉で、2部Aの第7週目(最終週)を行った。 東海大・青学大が1敗を守り1位・2位と順位が確定して1部入替戦を待つ。インカレ出場ラインの5位には中央大と順天堂大が同勝ち数で並んだが、直接対決の得失点差で順天堂大が入った。駒澤大・関学大は2部Bとの入替戦に臨む。 写真:2部A優勝を喜ぶ東海大 |
<第80回男子関東大学リーグ戦 7週目 第4試合> 10月16、17日(土、日) 会場:東海大学湘南キャンパス、明治大学和泉
|
(10/16分) スターティングメンバー 中央大:#8根岸、#9小野、#11馬場、#15村山、#23清水 東海大:#9西堂、#12内海、#13阿部、#15竹内、#18小林 第1クォーター残り5分10-7東海大リードと互角の展開になるが、終了間際に#12内海の3ポイントシュートが決まって24-17と東海大がアドバンテージを得る。だが中央大#19中山のロングシュートで追い上げられ、タイムアウトを取るも#8根岸のゴール下で34-35と逆転を許す。#4入野のロングシュートでつなぎ、38-40で折り返す。 そして第3クォーター、ワンゴール差の展開から#18小林が連続3ポイントシュートを決め残り5分52-44と勢いに乗る。残り3分からは#12内海のロングシュートが続けて決まり、66-53とリードを得る。だが第4クォーター、中央大#8根岸を基点に攻められ残り7分30秒69-59となる。しかしタイムアウト明け、#15竹内がパスカットからダンクを叩き込み流れを渡さない。点差が詰められずに残り5分中央大がタイムアウトを取った後も#12内海が3ポイントシュートを決めて先手を取る。中央大#11馬場・#15村山のシュートで粘られるが、#14井上のペイントエリアの得点で88-68と20点差をつけるとそのまま逃げ切った。 (10/17分) スターティングメンバー 中央大:#8根岸、#9小野、#11馬場、#15村山、#23清水 東海大:#9西堂、#12内海、#13阿部、#15竹内、#18小林 東海大は4-4から連続失点で4-11とリードされるが、#18小林の3ポイントシュート・#12内海のシュートで12-13と追い上げ、さらに#15竹内の連続リバウンドシュートで逆転する。中央大のターンオーバーを速攻につなげ、残り30秒で代わったばかりの中央大#20富田に3ポイントシュートを決められるも26-20とする。第2クォーターはスローインで5秒オーバーを取るなど守り合いとなる。だが残り5分から一転得点が動き、#13阿部が3ポイントシュートを決めれば中央大#12砂原・#16椎名に返されるが、交代で入った#8池田が緩急をつけた1on1を決め46-36とリードを広げて終える。 後半はその勢いに乗って3本の3ポイントシュートを続けて沈め、残り7分20秒59-38と一気に差を付けて中央大にタイムアウトを取らせる。その後も#9西堂のゴール下で点差をキープする。しかし第4クォーター、中央大のバックコートからのディフェンスに押され8秒オーバーを取られるなど点が止まる間に、中央大#12砂原らの得点で少しずつ詰められ残り4分には中央大#20富田の連続3ポイントシュートで77-69と1桁差に迫られる。しかし残り1分30秒、#7吉留が中央大#9小野の3ポイントシュートをブロックし、その速攻で#15竹内がダンクを叩き込み86-72と試合を決める。この後のフリースローを確実に決め、95-74で2部A優勝を決めた。 |
東海大#15竹内 |
中央大#20富田 |
|
東海大・陸川章監督 「昨日はホームを意識したのか特に前半硬かったですね。でも第3・4Qはうちらしい展開ができました。今日は、やはり中央さんは力のあるチームなので持ち味の外のシュートで追い上げられましたが、皆きっちりチェックに出られたし、いい終わり方ができたと思います。 リーグの前半は、その前に相当ハードなことをやって疲れを持ったまま臨んだのですが、お互い補いながらできました。オフェンスでもディフェンスでもチーム力がアップしましたね。 この2週間はまず休養を入れて、その後に相手に合わせた準備をしたいと思います。去年入替戦に初めて行って、得失点差ですごく悔しい思いをしました。並の精精神力で臨んだらダメなんですね。また悔しい思いはしたくないし勝ちたいので、心身ともに準備して臨みます。」 東海大・#4入野貴幸キャプテン(写真上) 「ほっとしました。優勝して入替戦に行くというのがあったので皆でまず1つステップを踏めました。特に最後はベンチに入れなかった選手も一生懸命応援してくれるなど1人1人が役割を果たせて、チーム一丸となれました。いつのまにかそうなっていましたね。学年に関係なく役割を果たして、上下関係があまりない分言いたいことを言い合えて、のびのびやれて、というまた新しい感じのチームの和ができてきたと思います。 入替戦は1つの、まず最初のゴールだと思います。2部での試合は最後にしたいですね。それまでの2週間は、いつも通り、リーグ戦と同じようにいい準備・いい練習をしたいと思います。あとは今、石崎ら怪我人が出ててきているのでコンディションを整えて、もうやることないくらいやったと気持ちよく臨んで勝ちをもぎ取ります。」 東海大・#13阿部佑宇選手(写真下) 「この2戦はしんどかったです。まだ1番ポジションに慣れていないし、皆も自分が1番で戸惑ったと思う。昨日はボールを止めすぎて流れに乗れず、点が競ったので、今日はもっと速く運ぶことを心掛けました。前半は昨日より良かったと思いますが、まだまだ。勉強になりました。 リーグは怪我や風邪などで個人的には散々でしたが、チームが1位で入替戦に臨めてよかったです。入替戦ではいつも通りの東海、ディフェンスから流れをつかむバスケットをしたいです。」 |
|
<第80回男子関東大学リーグ戦 7週目 第1試合> 10月16、17日(土、日) 会場:東海大学湘南キャンパス、明治大学和泉
|
(10/16分) スターティングメンバー 駒沢大:#4上村、#5矢野、#13鈴木、#17片貝、#18柾木 関学大:#5勝俣、#6内田、#10千葉、#13坂本、#17坂口 前半は5点差前後でリードが入れ替わる一進一退の攻防となる。駒澤大は第2クォーター始まってすぐに#4上村が2ファールとベンチに下げざるを得なくなるが、代わった1年生ガード#21塩山が残り44秒に3ポイントシュート、残り9秒から1on1と連続得点し46-46の同点で折り返す。 第3クォーター、残り6分から関学大のゴール下・レイアップが惜しくもリングに嫌われる間に、コートに戻った#4上村から#18柾木への裏パス・#15柳田への速攻パスが通って74-62とリードする。しかし第4クォーター、関学大#18本郷の連続3ポイントシュートで残り8分76-70と追い上げられ、さらに関学大#6内田のゴール下を止められず残り4分82-82と同点となる。だがタイムアウト明け、#4上村が真ん中を抜けてレイアップを決めると、#18柾木・#17片貝への裏パスも通して残り1分30秒88-82として逆にタイムアウトを取らせる。その後も得点を許さず94-82でリーグ初勝利をあげた。 (10/17分) スターティングメンバー 駒沢大:#4上村、#5矢野、#13鈴木、#17片貝、#18柾木 関学大:#5勝俣、#6内田、#10千葉、#12鈴木、#17坂口 立ち上がり、駒沢大は関学大#6内田・#17坂口のインサイドやミドルシュートで残り4分6-16とされタイムアウトをとる。その後入った#23小林の得点で追い上げ、17-20とついていく。第2クォーターはその勢いに乗って、#15柳田のゴール下などで早々に逆転する。関学大#17坂口の運動能力を生かしたプレイに手こずるも、インサイドで#17片貝・#23小林が対抗して30-40と10点差をつけると、そのリードを保って前半を終える。 第3クォーターは交互に取り合うが、残り5分40秒#4上村がパスカットからレイアップを決めて55-40としてタイムアウトを取らせる。その後も#5矢野の3ポイントシュート、インサイド陣のフリースローと得点を重ね、77-53と大差をつける。最終クォーターは関学大#4湯之上のリバウンドから#5勝俣のシュートにつなげられて77-62と15点差まで詰められるが、#4上村のパスさばきから速攻・ゴール下と気持ちよく加点し、最後は4年生をコートに立たせて96-68で勝利した。 |
駒澤大#4上村 |
関学大#6内田 |
|
駒澤大・牧野茂監督 「内容はともかく2勝できて良かった。上昇ムードで入替戦を戦えます。やっぱり勝つ方向にむかっているとベンチの盛り上げもいいし、特にこの2戦は交代したメンバーがしっかり頑張ってくれました。それが常に出ると強いチームになる。気持ちの問題ですね。いつも同じ気持ちでできるようにしなくてはなりません。 リーグ全体では守りが弱いという印象でした。練習ではできても、試合では元に戻ってしまっていました。 入替戦は、何が何でも指1本でも(笑)しがみついて残りたいですね。」 関学大・日馬雄紀監督 「2部Bとの入替戦は5週目で決まっていたので1つでも勝って臨みたいと思いましたが、結果的には14連敗となってしまいました。ずっと勝ちでチームが変わるからと目指していましたが…。この2戦は3Qの入り方が勝ち負けに直結しましたね。これが実力ということでしょう。 でも学生には、15試合目(=入替戦)でいかに勝つかだよと言いました。望みがなくなったわけではないので、残り2週間やりきりたいです。具体的には、走ることとシュートのバリエーションですね。練習はしているのですがリーグ前から外のシュート力がないなと感じているので。それからオフェンスかディフェンスで奇襲的な部分も入れてみたいと思っています。 この14試合でよかったこと、わるかったことの総決算になるでしょう。それで負けてもまた来年1からやるだけです。先輩達の積み重ねで自分達はここにいるわけだし、自分達もその1部です。選手は若いから何回でもやり直しがききます。」 |
<第80回男子関東大学リーグ戦 7週目 第2試合> 10月16、17日(土、日) 会場:東海大学湘南キャンパス、明治大学和泉
|
(10/16分) スターティングメンバー 明治大:#4宍戸、#6樋渡、#10黒田、#17横尾、#18古橋 拓殖大:#5伊藤、#6熊谷、#8加々美、#9小島、#10長谷川 明治大は思い切りの良いシュートで9-0とリードするが、拓殖大#5伊藤の3本連続の3ポイントシュートなどで逆転される。第2クォーターも拓殖大#11宇田のゴール下で18-30まで離されるが、バスケットカウント・3ポイントシュートで残り5分28-30と一気に追い上げる。その直後の拓殖大#5伊藤の3ポイントシュートの後は互いにしばらく得点が止まるが、終了間際に拓殖大#9小島にインサイドで加点され35-42とされる。 第3クォーター残り5分、拓殖大#5伊藤の速攻で43-51となったところで体育館の電気が1部消えるアクシデント。中断の後の流れは#13神崎剛の3ポイントシュートで明治大がつかむかに見えたが、拓殖大#7篠原に返される。さらに拓殖大#6熊谷の3ポイントシュートで10点差とされた後、#14神埼健の紙一重のブロッキングをはじめにファールがかさみ、46-61と点差が開く。最終クォーターはその点差が遠く、決めては決め返される展開で1桁差に持ち込めず61-75で敗れた。 (10/17分) スターティングメンバー 明治大:#4宍戸、#6樋渡、#10黒田、#18古橋、#22根岸 拓殖大:#5伊藤、#6熊谷、#8加々美、#9小島、#10長谷川 開始6分10-5と明治大がリードする展開。この後拓殖大の速攻・ポストシュートで追い上げられるが、#17横尾、さらに残り1分を切ってから#23北向も3ポイントシュートを沈め、23-20とリードを保つ。第2クォーター立ち上がりは丁寧に攻め合い、明治大は#23北向のフリースローでつなぐ。だが中盤、拓殖大#7篠原の連続バスケットカウントで逆転される。しかし#13神崎剛の3ポイントシュートで再びリードを取り戻し41-38で終える。 後半は拓殖大#8加々美・#10長谷川の1on1にファールがかさむなど後手にまわるが、#6樋渡が苦しいところでロングシュート・3ポイントシュートを決め、59-60とわずかに1点差で最終クォーターにつなぐ。だが第4クォーターは立ち上がりから拓殖大#10長谷川のバスケットカウント・#5伊藤の3ポイントシュートと加点される一方、攻めきれずに残り6分61-70でタイムアウトを取る。#10黒田がインサイド・#23北向がアウトサイドから決めるが、拓殖大#4清水の速攻・チームファールによるフリースローで確実に加点され、72-84とつめられず敗れた。 |
拓殖大#5伊藤 |
明治大#23北向 |
|
拓殖大・池内泰明監督 「今週は勝って終わる事が大切でした。目標は優勝と入替戦だったので、それが薄らいでも選手はやることをやって良く頑張ってくれました。 リーグはやはり青学と東海に負けてしまった事が残念ですが、内容を振り返ってしっかり修正して来年とインカレに生かしたいです。 インカレでは拓大のバスケットを少しでも見せたいですね。それまでは少し時間があるのでシュートなどの個人の技術をしっかりやって確率の高い1on1を出せるようにしたい。そしてチームでは悪いところを徹底して修正して、今までやってきたことを40分間出したいと思います。」 明治大・塚本清彦コーチ 「今週はいいディフェンスができました。カバー、ヘルプ、リカバーまで。次はそれが4Qまで続くかということが1番の課題ですね。うちの弱いところはパフォーマンスコストが落ちたら選手を変えていかないといけないところです。その点では1年が頑張ってくれ、2年がつなぎ、3年が原動力になってくれたので来年も楽しみですね。 リーグでは、最初の青学戦で蓄積されてきたものの違いが勝負の一瞬をわけました。でも全体で8勝6敗という成績を残せたのは、14試合の中で1戦目がだめでも2戦目を頑張ることを根付かせていき、それがどれだけ大変かを選手がわかってくれたからと言えます。スーパーリーグ(社会人:約4ヶ月半)と比べると7週間という短いリーグですが、それでも気持ちの上下が大きく大変なリーグでした。その中で全員が個々に成長してくれましたね。度合いは様々、29人29色の成長です。それがプレーにも出て、ターンオーバーが少なくなりさらにそれが堅実にではなく次の爆発につながるようになりました。 負けるというマイナスの気持ちがあると勝てませんが、それをプラス思考に変えていくのが今年ある程度できたと思います。あとはプライドを持ち続けることですね。うまい、強いチームというのは1日や1年で作れるものではなく、軌跡が必要です。あきらめず継続し、それからこれから入ってくる選手という新しい爆発力をチームに注入していきます。 インカレの目標は優勝です。無理と言われてもそれを目指さなくては。その中で自分達の力をどれだけ出し切れるかですね。2部で言えば上に3つ、さらにその上が8チームあるわけですが、トーナメントはそこと全部あたるわけではないし、自分たちのことは知らないから楽しみにしています。 やっぱり明治は面白くないとダメ。失敗からしか何も生まれない。いつか“明治が来た”と言われるようにやっていきます。」 |
<第80回男子関東大学リーグ戦 7週目 第3試合> 10月16、17日(土、日) 会場:東海大学湘南キャンパス、明治大学和泉
|
(10/16分) スターティングメンバー 順天堂大:#4有馬、#5君塚、#7廣瀬、#12高田、#14加藤 青学大:#4鈴木、#7佐藤、#8大屋、#12正中、#14広瀬 互いに積極的にゴールに向かい、開始6分で18-10青学大リードとハイスコアとなる。24-18から#12正中の3ポイントシュートなどで抜け出し36-19とする。だが第2クォーター、順天堂大#5君塚に寄ったらパス、あいたらシュートと攻められじりじりと差が詰まる。そして順天堂大#21長嶺の3ポイントシュートで47-40と1桁差にされるが、#7佐藤のゴール下などで59-43とリードを保つ。 後半#8大屋の得点で63-43と20点差をつけ、さらに#4鈴木のロングシュート・#12正中の3ポイントシュートが立て続けに決まり残り3分78-48とする。順天堂大の攻撃を#5君塚のフリースローに抑え、86-54と突き放す。第4クォーターも順天堂大のシュートミスを速攻・3ポイントシュートに結び付け115-72と大勝した。 (10/17分) スターティングメンバー 順天堂大:#4有馬、#5君塚、#7廣瀬、#12高田、#14加藤 青学大:#4鈴木、#7佐藤、#8大屋、#12正中、#14広瀬 青学大は徹底して速攻を出し残り6分10-2と先行する。この後順天堂大#5君塚・#7廣瀬らの3ポイントシュートで17-15までつめられるが、シュートミスを速攻につなげ28-13とリードする。第2クォーター順天堂大#14加藤の1on1などで離せないが、#9梶原の3ポイントシュートでその勢いを切り、さらに#7佐藤がディフェンスを良く見てアシストを出し50-24とダブルスコアとする。 後半、順天堂大#12高田のブロックショット、3連続3ポイントシュートで追い上げられるが、#14広瀬の速攻でつなぎ66-43とする。第4クォーター再び順天堂大のアウトサイドシュートが決まり72-56とされるが、#12正中の3ポイントシュート・#4鈴木の要所でのシュートで94-69と逃げ切った。 |
青学大#12正中 |
順天堂大#12高田 |
|
青学大・長谷川健志監督 「順天堂大は東海や拓大に比べるとサイズはないですが外が入るし、やり慣れていないタイプの相手なのでしっかりディフェンスすることを心掛けました。1試合通して言えば確率の良いシュートは打たせていませんが、昨日の2Q・今日の3Qは集中しきれていないところがありましたね。今日の1Qは良かったですが、持続できない。0-0から始まるときは良いのですが差が付くとサボってしまいましたね。 このリーグは、1週目の明治戦・2週目の拓大戦の延長に勝てた事が今すごくいい影響をもたらしていますね。どちらも負けゲームを追いついてという延長だったし、粘り強くたくましくなったということでしょう。オフェンス面では1人1人が自分の良いところ、得意な部分を出せたと思います。それはチームも求めていますしね。それから春と比べるとシュート率も上がりました。それは夏からの練習の積み重ねでもあるし、シュートを決めるには精神的なタフさも必要なので精神的にも強くなったのでしょう。ディフェンスでは、今日もそうですがいいところと悪いところの差がちょっと出てしまいましたね。ディフェンスではあってはいけないはずの差です。バスケットはオフェンスの方が有利なのでただ一生懸命やるのではなく、どこでやられているのかを個人的・チーム的に試合の中で認識して対応していかなければいけません。 入替戦までの2週間は、オフェンスもディフェンスもまずファンダメンタルをやり直します。自分達のバスケットを出せれば、自ずと上回る可能性が高くなります。速いオフェンスというのが1つの武器ですが、今日はそこのミスも出たのでもう1度意識して、相手が決まったらその対策もやっていきたいと思います。」 順天堂大・中村剛コーチ 「相手が格上の中でも勝つために練習してきたし、身長では間に合わないのでスピードで勝利に結び付けようとしましたが、結果は個人の能力差よりもまとまり度合いの違いかなと思います。 このリーグは去年のリーグを経験した選手が4年生に残っていたので自信を持って挑みました。でもはじめの拓大・明治戦の4敗が全ての流れを作ってしまいましたね。勝てないとやっぱり個人的な不安や、チームに対する色々な意味でのこれでこれでいいのかな?という思いが出てきて、そうして自信が持てないとまたぎりぎりの試合では勝てない。全てが悪いというわけではありませんが徹しきれませんでした。やはり学生ですし、選手の精神的なものが1番大きかったですね。 インカレにむけては、少し時間が空きますが心改めて頑張りたいと思います。」 |
<取材・文 北村美夏> |