<第54回関東女子学生リーグ>
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2年ぶりの1部、上位進出目指す
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<戦力分析> ロスターはこちら |
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<HEAD COACH PHILOSOPHY> |
『“日女”らしく』柴田雅貴監督
9月2日・日本女子体育大学第2体育館。部員は総勢100名を超えるが、Aチームの練習に参加しているのはわずか20名足らず。それでも明るい“日女カラー”は随所に見られていた。念願の1部復帰を果たしたリーグ戦にかける思いを聞いた。 「今の練習は、専修を意識してやってます。特にディフェンスですね。チーム状態としては、この夏は怪我人が多くて、全員が揃った日がないと言う感じです。怪我人だけでなくて、教職を取っている4年生は施設実習が入ったりして、なかなか揃って練習ができていませんね。今日は一応全員揃いました。すごく久しぶりです。1人このリーグ戦は厳しい子がいるのですが、その子以外はようやくほぼ全員揃った感じですね。 リーグ戦の目標はベスト4、上位には入りたいですね。そのためには、最低半分、7〜8勝はしないといけないでしょうね。 初戦の専修は相手が強いし、経験もあるので、なかなか勝ちっていうことは難しいでしょうが、勝ち負けだけではないので、内容のある試合をして、それが勝ちにつながればいいと思ってます。専修はやはり長南ですね。うちの渡邊に頑張ってもらわないといけない。キャプテンの成田と同じく、頼りにしている4年生です。 他に期待しているのは、もちろん伸びてほしいのは全員ですが、中でも3年生の千村・杉原、2年生の身長が190cmの森川、1年生の水沢といったところですかね。 リーグでは、1試合、1試合、どうなるかわからないので、“日女”としてやるべきことをしっかりやって、そして内容のある試合をやっていくしかないと思っています。」 |
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<CAPTAIN'S EYE> |
『戻ってきた1部』 成田聡子選手 昨年、1部昇格を果たし、最終学年を晴れ舞台で迎える今リーグ。だが、春の大会の結果は思わしくなかった。 「関カレ(関東女子学生トーナメント大会)では、去年の“2部の戦い”をしてしまって、負けてしまったので、その後リーグに向けて気持ちを入れ替えてやってきました。今のチームでは1部を経験しているのは自分たち4年生だけなので、自分たちがしっかりしないといけないなって思ってます。 1部と2部の違いは、やはりあたりが強いですよね。ちょっとしたミスも許されないですし。あとチーム間の差がないので、すべての試合が厳しいということです。 その中で戦うために克服したい課題は、 まず気持ち。関カレでは甘さが出ましたし。あと、うちは走るチームなので、逆にハーフコートできちんとオフェンスを組んでくるチームはちょっと苦手ですね。自分たちのペースで走るゲームが展開できなくなるので。それから、サイズが小さいくてリバウンドが取れないこと。センターが相手を押さえることに精一杯なので、みんなで取りにいかないといけないのですが、それがなかなかきちんとできないですね。 |
信頼しているのは4年生のセンターの渡邊ですね。本当に1年生の時から一緒にやっているので、信頼ができますよね。 目標は上位です。最低6〜8勝はしないといけないですよね。ようやく1部でやれるので、去年の4年生の先輩たちの分もしっかりやりたいです。」 |
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<PICK UP!> |
『自分がやらなきゃ』 渡邊芳美(4年) みんなに頼りにされている渡邉。自分ではどう思っているのだろうか。 「今まで高校の時とかもあまり“頼り”にされたことってなかったです。大学に入っても先輩や(現)キャプテンの成田さんに頼りっぱなしだったのですが、急にみんなに頼りにされるようになって、どうしたらいいかわからなくなる部分もありました…。でも、やってて『この中でやらないといけないのは自分なんだ』って思ったんですよね。なので、先生とかにも頼りにされてるようなことは言われなかったのですが、自然に受け入れることができたように思います。 センタープレーヤーとしては、大きくて上手い人は嫌ですが、それほどでもなかったらどちらかというと大きい人のほうが不器用な人が多いので、それほど大きさは気になりません。それより長南さん(専修大・4年)のように同じくらいでも上手い人のほうが嫌ですね。でも、大きい人はやはり嫌ですよ(笑)。長南さんとマッチアップするのは、ため息がでますね。でもそれなりに練習してきているので、自分のやることがきちんとできればそれほど負けることはないと思っています。 |
リーグに向けては、日女はとても明るいチームで、応援とかもすごいですよね。みんなで一緒になって、明るく日女カラーがでるようにやっていければ、結果もでてくると思うので、日女らしさをちゃんと出していけるようにしたいと思っています。」 |
<取材日 2004年9月2日>
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<取材・文 渡辺美香/構成 北村美夏> |