<第54回関東女子学生リーグ> |
“優勝”に向けて、本来の強さを発揮できるか?
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<戦力分析> ロスターはこちら |
機動力を武器に、大きくても走るバスケットを展開する。オフェンスの要になるのは1年生で日体のインサイドを任される石川と胡。そのバックアップに安定感のある4年生の養田がいる。アウトサイドには正確な3ポイントシュートを持つ松尾、ゲームをコントロールする野田の2人の3年生がチームの流れを作る。そして中-外をつなぐ役割をする加藤(CAP)が、チームを牽引する。控えには強力なドライブをもつ4年生の岩本や2年生の細川・梅、インサイドでは2年生の市野と層は厚い。 |
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<HEAD COACH
PHILOSOPHY> |
『大きくても走れるチームに』木村和宏コーチ |
<CAPTAIN'S
EYE> |
『日体らしく、学生らしく』 加藤尚子選手(178cm/F/樟蔭東高出身) 思わぬ敗戦から2位という現状の中、伝統校のキャプテンとして最後まで優勝を目指してチームを引っ張る。 1年生が攻めやすいように 「今はなかなか自分たちのリズムが作れない状態です。勝ちたい気持ちが空回りして、いつもの練習の半分も力が出せていません。 特にディフェンスがよくないですね。チームの中での役割を徹底できていなくて小さなミスが多いです。例えば、上で当ることを意識しすぎてシュート前のチェックが疎かになったり、第2クォーターでいつもペースが落ちてしまったり。気持ちの面で、“自分たちがやる”という意識が少なくて、“誰かがやってくれる”って思ってしまっているところがありますね。なので、いいプレーが続いていきません。 オフェンスでは基本的にうちはシンプルなバスケットをやろうとしていますので、個人プレーの向上が必要不可欠です。今は決めなくてはいけない所で決められなかったりパスミスやシュートミスがあって、なかなかチームで盛り上がりません。今のインサイドは1年生なので、自分たち上級生がしっかりやって彼女たちに思いきりのいいプレーをしてもらえるようにしないといけないです。外でしっかりやることで中の寄りが減って、1on1がやりやすくなりますから」 |
勝ちたい気持ちを出し切れなかった |
<PICK UP!> |
『“細川が出ている!”と言われたい』 細川久美選手(2年) |
がしっかりとできるようにならないといけないです。自分のディフェンスはくせがあって、先輩たちから指導してもらうことがなかなかすぐにできません。それに“予測する”という力も弱いので、すぐにフェイクに引っかかったりしてしまいます。もっと臨機応変に対応できるようにならないと使ってもらえないですね」 要求されたプレーをして存在感を 「最初の2〜3週はなかなか自分らしいプレーが出ていなかったのですが、これからはドライブからシュートやパスを出していって展開していくという自分に要求されているプレーをしっかりとやっていきたいです。そして見ている人に“コートに細川がでている!”と言われるようなプレーを見せたいです」 |
<取材日 2004年10月7日>
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<取材・文 渡辺美香> |