<第33回日本車椅子バスケットボール選手権大会>

5月3・4日、千駄ヶ谷の東京体育館で、第33回日本車椅子バスケットボール選手権大会が行われた。
準決勝
の後、元全日本代表対D1敗者のエキシビションゲーム、東海大学のチアリーディング、そしてアテネパラリンピック男女代表をJBLスパーリーグ・アイシン精機の佐古選手も参加して激励した。
その後の決勝戦は、明和BBCと千葉ホークスという昨年と同じ組み合わせとなり、接戦の結果、明和BBCが56−47で雪辱を果たした。
MVPには明和BBCの是友京介選手、得点王には千葉ホークスの安直樹選手がそれぞれ輝いた。

最終順位
優勝:明和BBC(近畿)

準優勝 :千葉ホークス(関東)
3位:長野WBC (甲信越)、 宮城MAX (東北)
敢闘賞:長野MBC、岡山WBCウインディア、Risky熊本


MVP:是友京介(明和BBC)
得点王:安直樹(千葉ホークス) 92点
ベスト5: 奥原明男(長野MBC)、京谷和之、田中恒一、安直樹(以上千葉ホークス)、黒木新吾(明和BBC)

MVPの是友選手
得点王の安選手
ベスト5


<第33回日本車椅子バスケットボール選手権大会 決勝>
5月4日(火) 会場:東京体育館

TEAM
 



 
TEAM
47
10
1st
11
56
 
千葉ホークス
6
2nd
14
明和BBC
17
3rd
12
14
4th
19

第1クォーター立ち上がりから、両者声を出し合ってペイント内に相手を入れさせない激しいディフェンスを見せ、ロースコアの展開となる。千葉ホークスは、明和#9是友にかき回されるも、#5香西がスクリーンをうまく利用したミドルシュートを決めて10-11とする。だが第2クォーター、エースの#4安が厳しいマークにあいチャージングを取られるなどリズム良く攻められない。一方で明和#21黒木に高さを生かしたゴール下シュートを許し、残り4分で14-21とされてしまう。タイムアウトを取るが立て直せず、前半は16-25とリードを許す。

しかし第3クォーター、明和がイージーシュートを落とす間に#4安の連続得点で残り5分26-31とすると、残り1分30秒明和のセンター#6向山のシュートミスを速攻につなげて33-33とついに追い付く。その勢いで一気にリードしたいが、明和#11福井にディフェンスの位置を良く見た冷静なシュートを決められ、33-37として最終クォーターへ。

第4クォーターは、互いのエース#4安、明和#9是友にディフェンスが集まるが、明和#11福井にそれを利用されてシュートを決められ残り6分35-44と苦しくなる。だがオフェンスが#4安頼みになってしまい、守っても明和#9是友のまんべんなくボールをちらすゲームメイクに後手に回ってしまう。最後に#15京谷が放った3ポイントシュートはエアーボールとなり、47-56で2連覇を阻まれた。

千葉ホークス#4安※
明和BBC9是友※
明和BBC11福井

<勝ち上がり表>
3日
(準々決勝
敗者戦)
チーム
3日
( 1・2回戦・準々決勝)
4日
(決勝)
47
千葉ホークス
58
81
63
47
WCBBC ALPHA
24
41
ワールドBC
72
50
パラ神奈川SC
55
41
高知クラブ
44
53
太陽の家スパーズ
52
49
51
NO EXCUSE
71
54
岡山WBCウインディア
35
49
63
東京ファイターズ
68
宮城MAX
67
61
森本文化風呂商会
67
51
53
56
足立スティーラーズ
75
39
札幌ノースウィンド
22
37
奈良ディアー
52
57
長野WBC
72
57
東京クールス
61
34
71
Risky熊本
54
47
北海道作業所WBC
32
46
65
三重チャリオッツ
78
明和BBC
72

タイヤがパンク、取り替え※
クラッシュ※
セレモニー

<取材・文 北村美夏 ※付きの写真提供 中村斗音>