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スポーツジャーナリストで成功する法 著者・小林信也インタビュー vol.2



スポーツジャーナリストで成功する法
著者:小林信也
出版社: 草思社
ISBN: 4794213077


 執筆中の小林さんはいつも、近寄りがたい、話しかけづらいオーラを放っています。かといって怒った顔や気難しい表情をしているわけではありません。
 普通にパソコンに向かっているようでいてちょっと違う、そんな感じです。今回、本を書くきっかけと併せて小林さんの“身体で書く状態”について伺いました。


― この本を書き始めるきっかけは何だったんですか?

 前から提案はしていたんです。スポーツライターになりたいという若者が沢山いるらしいと聞いて、彼らにメッセージを届けたいという気持ちからですね。

― なぜ今だったのですか?

  満を持してというわけではないんです。世間の状況、積み重ねてきたこと、タイミングというか、こう何本もの線があって、それがたまたま1点で重なった感じかなぁ。

― 本の出来は?

 漠然としているようでいて、読んでくれた人にも割と自分の伝えたい熱が通じているようでよかったですね。
 ちょっと前まで書いていた本は、読んでくれた人が(自分からすれば)どうでもいいようなことを大切なこととして質問してきたこともありました。価値観の軸がずれている、というか。そういうギャップもあったんですよ。

 ― 出来上がった本を手にして、あれだけの時間でこの本ができるのかと驚きました。 

 本当はもっと(体内の)回転を速くして書きたかったんだけれど、思いのほか時間がかかりましたね。この本をきっかけにして次の本もどんどん書くつもりだったけど、意外に(自分が)消耗していました。
この本は一見、体験した事実をはき出しているようで、やっぱり作品だからね。


― そのあたりが前回インタビューの「個人」と「作家」ということなのでしょうか?

 そうですね。(事実から作品への)変換システムが自動的にあるということです。ある“状態”に入ると書くだけに没頭できるんです。起きた瞬間にパソコンの前に座る。寝るときも直接布団に転がり込む感じ。そういう時はお腹がすいても別に気にならない。

― せっかく“状態”に入っているときにラジオ出演ということもありますよね?

 そうですね、昔はそういうとき「あーぁ仕事が中断して残念」と思ったりしたけれど、今は“状態”が切れなくなりました。
他の仕事をして、帰りの電車でパソコンを開いて書いたりとか。その状態にさえ入れば、影響は受けなくなりました。

 
文・構成 スポーツライター実践塾 田中美穂