4月に始まった今年のA代表候補の活動を今振り返ってみてどうですか?
「体が良く動くようになりました。何だかごつくなってきましたね(笑)。今年は、特にオフェンスを頑張ろうと思ってやっています。去年のアジア選手権のときからの課題なので、中でもゴール下の1on1をもっとうまくやっていきたいですね。」
入れ替えのあった今年のメンバーはどうでしたか?
「新しいメンバーについては、こういう(各チームから選手が集まる)ところでは、一緒にやった事がない人とやるのが当たり前なので、そんなに気になりません。学生を見ていると自分が入ってきたときの事を思い出しますね。」
では逆に2年目となるメンバーについては?
「今のチームでは人数が少ないので、学生の出入りとかはあるけれどJBLのメンバーは固まってきたように思いますね。その分“抜けられない感”もありますね(笑)。」
では、6月に行われたヨーロッパ遠征はどうでしたか?
「今年は去年よりはきつくなかったです。去年は“走り込みをやって、ゲーム”だったのが今年は“ゲームをまずたくさんやってから、走り込み”という流れだったのと、後やはり“慣れ”があって楽な感じがしましたね。」
去年と比べてここが変わった、良くなったと感じたところは?
「言われたことにすぐ対応できるようになったってことですね。」
それでは、伊藤選手についての質問に移ります。伊藤選手の持ち味は何ですか?
「フィジカルが強いので、体を張ったプレーですね、ゴール下の。」
理想とする“自分像”は?
「インサイドはJBLでも外国人選手が多いので、その中に入っていっても遜色ないプレーが出来るようになりたい。そういう選手になりたいです。」
では、伊藤選手にとって、“日本代表”ってどんなものですか?
「A代表は自分が“成長出来る場”ですね。それと後は“プライド”ですかね。日本の代表という。去年はまだ戸惑いの方が強かったですね。A代表は、長いスパンでプログラムが組まれているので、モチベーションの維持が大切です。これからもずっと続けて代表に入っていたいです。」
最後に、キリンカップに向けて何か意気込みがあればどうぞ。
「相手は黒人選手が多いと聞いているので、身体能力が高いと思いますが、ゴール下で負けないように頑張ります。」
(2004年7月17日インタビュー)