<JBLスーパーリーグ第10節レビュー> 特集ページはこちら
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1月15・16日、JBLはスーパーリーグの10週目としてスタンコビッチカップのため順延となっていた内の6試合を横浜文化体育館他で行なった。 |
<スーパーリーグ第10節> 1月15日(土) 会場:横浜文化体育館
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スターティングメンバー 東芝:#5ルイス、#6クラインシュミット、#8節政、#34伊藤、#51北 トヨタ:#1棟方、#9折茂、#13オバノン、#21マーシャ、#34高橋 第1クォーター開始から交互に点を取り合う展開となるが、東芝が一歩抜け出し12-6とリードする。しかし残り5分37秒、トヨタ#21マーシュに1on1でバスケットカウント・1スローを決められ、流れは傾く。東芝も残り4分23秒に#6クラインシュミットが3ポイントシュートを決めリードを守ると、さらに残り3分14秒には#8節政も3ポイントシュートを決め、20-14とする。残り2分をきってトヨタ#9折茂・#34高橋に連続得点され22-21と1点差に詰められると、最後は残り14秒に東芝#6クラインシュミットが、残り3秒にトヨタ#1棟方が続けて3ポイントシュートを決め、25-24と東芝がわずかに1点リードし第1クォーターを終える。 第2クォーターはトヨタ#34高橋の1on1からの得点ではじまり、その後交互に取り合うシーソーゲームとなる。残り5分30秒を切って東芝はゾーンディフェンスをしくが、逆にトヨタにトランジションの速い攻撃をされリードを奪われると、トヨタ#34高橋・#9折茂の連続得点で37-42とリードをひろげられる。残り10秒に東芝#6クラインシュミットがディフェンスを振り切っての3ポイントシュートを決め、40-43と東芝が3点ビハインドで前半を終える。 第3クォーター、東芝は積極的に1on1を仕掛けていき逆転に成功する。残り6分30秒に東芝#34伊藤のファールが4個となり、#44篠原に替えたところからゾーンディフェンスをしくと、トヨタのオフェンスが機能しなくなり、東芝は#51北や#5ルイスの連続得点で62-52と一気に引き離す。トヨタに#9折茂の3ポイントシュートでつながれるが、東芝も#7板倉がフリースローにミドルシュートと連続得点し、68-57と11点リードして第3クォーターを終える。 第4クォーターに入ると、トヨタ#12渡邉に積極的に攻められ流れを作られてしまう。トヨタの追い上げに東芝は#51北のシュートでつないでいたが、残り3分を切ってトヨタ#12渡邉・#9折茂と続けて3ポイントシュートを決められると、さらに残り10.2秒にトヨタ#13オバノンに3ポイントシュートを決められ、76-76と同点とされる。残り4.7秒に東芝はターンオーバーをしてトヨタに速攻のチャンスを与えてしまうが、これを#8節政がファールで食い止める。さらにはトヨタ#21マーシュのシュートを#34伊藤がブロックしタイムアップとなり、76-76の同点で延長戦に突入する。 延長戦はまず東芝が#5ルイスと#51北のシュートでリードする。しかし残り2分30秒を切ってトヨタ#9折茂にカットインからの得点を決められ、83-82と1点差にされる。ここで東芝は#8節政が3ポイントシュートを決め、86-82と離す。残り1分55秒、トヨタ#21マーシュのドライブインに東芝#34伊藤がファールをしてしまい、ファールアウトとなる。しかし勢いのある東芝は#34伊藤に代わって入った#7板倉がセカンドチャンスからゴール下でシュートを決め、88-83とリードをひろげる。残り1分を切ってタイトなディフェンスでファールがかさむ東芝は、トヨタ#34高橋・#21マーシュにフリースローを決められ88-86と2点差に詰められる。ここでトヨタはファールゲームを仕掛け、残り22.1秒に#6クラインシュミットがそのフリースローを2本とも決め90-86とすると、すぐにトヨタ#34高橋に速いパス回しから3ポイントシュートを決められ90-89と1点差にされる。次のスローインと同時にトヨタ#34高橋にファールで止められるも、東芝#7板倉が落ち着いて2本とも決め、92-89とリードをひろげる。残り7.6秒にトヨタ#13オバノンにフリースローを与えてしまうが、オバノンがこれを2本ともはずし救われると、残り6.2秒に#6クラインシュミットがフリースローを2本とも決め、最後のトヨタの攻撃をしのぐと、94-89と5点差で東芝が延長戦を制した。 (渡辺美香)
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勝負所で決めた東芝#51北 |
強気にゲームをコントロールした東芝#8節政 |
チームを牽引したトヨタ#9折茂 |
東芝・鎌田光顕ヘッドコーチ 「今日は延長になる前に勝たなくてはいけない試合でした。もっと選手たちが自分が何をやるべきかをしっかりと考えていかないといけないです。トヨタはオールジャパンから日数も経っていないので疲れもあったでしょうし。今日は#7板倉がよくやってくれました。延長でも使いましたが、なかなか肝が据わっていてフリースローもしっかり決めてくれましたね。まあ、あれぐらいはやれる力はありますから、今日はいい経験になったでしょう。今日はディフェンスでゾーンも有効に使えました。オールジャパンでも使いたかったのですが、上手くいきませんでした。 試合としては第3クォーターは流れがこっちにあってよかったのですが、第4クォーターの集中力が問題でしたね。リバウンドが甘くなってしまいました。追い上げられた場面ではとにかく3ポイントシュートを楽に打たせないようにすることを徹底したのですが、(トヨタ#12)渡邉拓馬くんの上手いプレーでやられてしまいました。でも最後はよく粘ることができて…あの展開で負けてしまうとショックは大きいですからね。勝ってよかったです。 これで後半戦のいいスタートが切れましたが、問題点をしっかりと改善していかないと上にはいけませんからもっと頑張ります。」 東芝・#7板倉令奈選手 「コートに出るときは別に特別“意気込んで”みたいなことはなかったです。ディフェンスとリバウンドを頑張ること、オフェンスでは周りのみんながすごいので邪魔にならないようにすることを考えてました。延長で途中から出たときも特別になにも思わなかったですね。ただやるだけだったので。前半戦はあまり出られなかったのですが、これをきっかけに後半戦はプレータイムが伸ばせるように頑張ります。」 トヨタ自動車・小野秀二ヘッドコーチ 「負けて悔しいですね。外国人選手、とくに#13オバノンは前半力が入ってしまって1ゴール取るまでに時間がかかってしまいました。それで焦ってプレーしてましたね。でも、あれだけの点差から追いついて延長に持ち込んだのはよくやったし、内容的にもチームとしての形ができてきてると思います。東芝は強いチームですから、そこを相手にこれだけしっかりしたゲームができたのはよかったです。 第3クォーター向こうがゾーンディフェンスできた時、うちのオフェンスの足が止まってしまいました。中で上手く動けなくて、いいシュートまで持ち込めなくなっていましたね。特にオバノンは「自分が!」という選手ではない分チグハグさが出てしまいました。実際オールジャパンが終わって休みがあったりで1日しかチーム練習ができていませんから、チームとして上手く絡めるようになるのに時間がかかってしまいました。 うちはいい時と悪い時の波が大きいのでこれからそういう波をなくして、安定して勝てるようにならないといけないです。」 |
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<スーパーリーグ第10節> 1月15・16日(土・日) 会場:アイシン精機体育館
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<スーパーリーグ第10節> 1月15・16日(土・日) 会場:朱鷺メッセ(新潟コンベンションセンター)
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<取材・文 渡辺美香> |
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