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男女ベスト8出揃う:日体大姿消す(女子) 2004.12.1
12月1日、代々木第1・2体育館で男子第56回女子第51回全日本学生バスケットボール選手権大会(インカレ)の3日目が行なわれ、女子・男子2回戦が行われた。

今日勝てば最終日までの順位決定戦進出とオールジャパンへの推薦枠が得られるため文字通りの激戦続きとなった。女子はインカレ4連覇のかかっていた日体大が1点差の惜敗。専修大-愛知学泉大日女体大-大人科大も接戦となった。男子は拓殖大-大東大が1点差で明暗を分けた。順天堂大法政大に善戦したが、最後に力尽きた。

明日2日は男女準々決勝が行なわれる。

日体大から金星を挙げた白鴎大


<男子第56回女子第51回全日本学生バスケットボール選手権大会 女子2回戦>
12月1日(水) 会場:代々木第1・2体育館

TEAM
 



 
TEAM
 
77
28
1st
33
76
 
白鴎大
18
2nd
9
日本体育大
13
3rd
22
18
4th
12

スターティングメンバー
白鴎大:#5平間、#6花田裕美、#8花田裕香、#12吉川、#15鎌田
日本体育大:#4加藤、#7野田、#8松尾、#10養田、#13石川

(渡辺美香)


残り2.9秒のタイムアウト後に
円陣を組む両チーム
(上:白鴎大、下:日体大)

白鴎大・佐藤智信監督
「」

白鴎大・#12吉川選手(写真)
「」

白鴎大・#8花田裕香選手
「」

日本体育大・木村コーチ
「」


<男子第56回女子第51回全日本学生バスケットボール選手権大会 男子2回戦>
12月1日(水) 会場:代々木第1・2体育館

TEAM
 



 
TEAM
 
68
17
1st
19
67
 
拓殖大
18
2nd
15
大東文化大
 
15
3rd
15
 
18
4th
18

スターティングメンバー
拓殖大:#5伊藤、#6熊谷、#8加々美、#9小島、#10長谷川
大東大:#4月野、#5西塔、#7石井、#10高橋、#13金城

残り14秒での大東大の攻撃は、残り4秒まで計画通りだった。

試合は立ち上がりから春のトーナメント準々決勝での4点差の接戦をほうふつとさせる展開となる。ルーズボールで拓殖大#6熊谷が何度も床に体を叩きつけられたかと思えば大東大#4月野はまぶたにひじが入って流血するなど激しく守り合い、またそれを突破しようと攻め合う。点差はほとんど離れることなく、大東大の1点リードで第4クォーター残り2分を切る。

1点を追う拓大は#4清水がミスマッチをしかける。これは外れるが、そのリバウンドがトップの#5伊藤に渡ると放った3ポイントシュートがリングに吸い込まれ、67-65と逆転してタイムアウトとなる。大東大はパスワークから#4月野がコーナーの3ポイントシュートを狙うが外れ、さらに激しいディフェンスでスティールからの速攻につなげるも拓殖大#5伊藤に2つとも止められてしまい、逆速攻を何とかファールで止める。

果敢に切り込む大東大#4月野
残り14秒でチームファウルによる拓殖大#9小島のフリースロー。大東大のランスコーチはこう指示を出した。「2本入ったら2点入れてもう1度ファール。1本、つまり3点差だったら3ポイントシュート、ただし前があいていたらドライブして2点とってもう1度ファール」。小島は1投目を外すも2投目は沈め、3点差で大東ボールとなる。

3ポイントケアをしてくる拓大ディフェンスを見て、指示通り大東大#8岩永がカットインを決める。その後すぐファールを狙うが、スローインを受けた拓殖大#5伊藤はドリブルで大東大の選手の手をするりとかわした。それはそのまま大東大の選手の手を勝利がするりと落ちていく図だった。「シュートに行くまでに時間が流れすぎて、残り4秒でファールできなかったのが失敗ですね」(ランスコーチ)。

その直後のミーティングでは4年生の目に涙が浮かんでいた。中でも#7石井は号泣。それでも1人、また1人と着替えに消えていくが、岩永は1人ずっと立ち上がれずにいた。
3ポイントシュートを狙えばよかっただろうか?
だが、バスケットにも、他のスポーツにも“〜れば”はないのだ。文字通りの熱戦だった。
(北村美夏)
大東大・ランスコーチ
「自分たちのペースでできなかったのが敗因ですね。審判にイライラして雰囲気に巻き込まれて、自分達のいいパターンでできませんでした。
(vs拓大は)去年のインカレ・春のトーナメントと何度もやっているのでお互いやりたいことはわかっているのですが、うまく止められなかったですね。向こうはうちの高さを抑えたのが勝因でしょう。リバウンドは負けていたと思いますよ。最後の(拓大の)2本のシュートもオフェンスリバウンドからの得点でしたしね。
(このチームでの1年は)長かったですね。思うとおりにできなくてプレイヤーはフラストレーションがたまっていた中で、もう1回(仕切りなおして)4年生が下級生に気持ちよく練習をやらせてたりして良かったです。終わってみるとチームで一緒に一生懸命やっていたのが嬉しかったです。
(本当はもっと上に行きたかったでしょう)それは悔しいですよ。コーチの責任だと思っています。」


<男子第56回女子第51回全日本学生バスケットボール選手権大会 女子2回戦>
12月1日(水) 会場:代々木第1・2体育館

TEAM
 



 
TEAM
 
54
15
1st
16
57
 
愛知学泉大
14
2nd
16
専修大
 
12
3rd
10
 
13
4th
15

スターティングメンバー
愛知学泉大:#4虎谷、#5中坂、#6朝倉、#10松島、#11小林
専修大:#4関、#5川村、#6長南、#8山下、#11岩崎

女子2回戦最大の好カードは最後まで勝負がわからなかった。

初戦に高い確率でシュートを決めた専修大だが、この日はシュートが入らない。守り合いとなり、ロースコアで試合は進む。第4クォーター、47-46の専修大リードでしばらく点が止まるが、専修大#11岩崎のカットインが決まり51-46と抜け出す。しかし西の雄・愛知学泉大も焦って3Pシュートを打つことなくじっくりと攻めてまずワンゴール返す。さらに3ポイントシュートのリバウンドに飛び込んだ学泉大#9都築がフリーでこぼれ球を押し込み、残り1分30秒51-51と追いつく。
そしてタイムアウト後、専修大のターンオーバーから学泉大#5中坂が3ポイントシュートを沈める。しかしその直後のアーリーオフェンスでここまでことごとくシュートを落としていた専修大#4関が3ポイントシュートを決め返し残り51秒再び並ぶ。学泉大は24秒かけるもファンブルして無理なシュートとなるが、専修大#5川村の運びにプレッシャーをかけボールをカット。残り20秒で専修大ボールのスローインとなる。タイムアウトの後のこのバックコートからのスローインで、学泉大#6朝倉がバウンドパスをカット、レイアップに持ち込む。

学泉大#9都築リバウンドシュート
土壇場での逆転のチャンスだったがこれを外してしまう。このまま残り10秒を切り延長かと思われたが、専修大#5川村の前があき放った3ポイントシュートがリングに吸い込まれ、勝負所でシュートを沈めた専修大に勝利を手にした。
(北村美夏)


<男子第56回女子第51回全日本学生バスケットボール選手権大会 女子2回戦>
12月1日(水) 会場:代々木第1・2体育館

TEAM
 



 
TEAM
 
60
24
1st
12
67
 
日本女子体育大
11
2nd
24
大阪人間科学大
 
14
3rd
20
 
11
4th
11

スターティングメンバー
日女体大:#4成田、#5鈴木、#8渡邉、#14水沢、#15森川
大人科大:#4石川、#5田代、#6稲本、#7中谷、#8平江

日女体大は前半、持ち味の運動量豊富なディフェンスから速攻を量産。だが第2Qはシュートが落ち、一転大人科大ペースとなるが、チームファールによるフリースローで引き離せない。そして第4Q、日女体大がじりじりと追い上げ、残り3分45秒58-60とついにワンゴール差に詰め寄る。オールコートのゾーンディフェンスでしかけ、#9杉原がハイポストからのシュートを決め並ぶ。だがその直後に大人科大#5田代がもらってすぐに3ポイントシュートを放つとこれが吸い込まれ再びリードを奪う。この後日女体大は2度のタイムアウトを取って食い下がるが、1on1・3ポイントシュートとも決める事ができずアップセットはならなかった。
(北村美夏)

日女体大を引っ張った#4成田


<男子第56回女子第51回全日本学生バスケットボール選手権大会 女子2回戦>
12月1日(水) 会場:代々木第1・2体育館

TEAM
 



 
TEAM
 
83
23
1st
22
57
 
筑波大
20
2nd
13
玉川大
22
3rd
12
18
4th
10

スターティングメンバー
筑波大:#4田渕、#8近藤、#11加藤、#14櫻田、#17鈴木
玉川大:#5武藤、#6中村晴、#7中村道、#9阿形、#11深見

(渡辺美香)

積極的なポストからの1on1で23得点をあげた筑波大#17鈴木
筑波大・内山治樹監督
「」


<男子第56回女子第51回全日本学生バスケットボール選手権大会 男子2回戦>
12月1日(水) 会場:代々木第1・2体育館

TEAM
 



 
TEAM
 
76
20
1st
38
98
京都産業大
20
2nd
21
専修大
16
3rd
17
19
4th
23

スターティングメンバー
京都産業大:#4加藤、#5大原、#8菊池、#9菅谷、#13濱田
専修大:#5中川直、#6中川和、#9長澤、#10波多野、#13大宮

(渡辺美香)

5本の3ポイントシュートを含む
35得点の専修大#6中川和
京都産業大・#4加藤選手
「」

京都産業大・#9菅谷選手(写真)
「」


<男子第56回女子第51回全日本学生バスケットボール選手権大会 男子2回戦>
12月1日(水) 会場:代々木第1・2体育館

TEAM
 



 
TEAM
 
84
24
1st
23
56
 
日本体育大
17
2nd
9
筑波大
12
3rd
9
31
4th
15

スターティングメンバー
日本体育大:#5橘、#8大西、#9野口、#10新井、#15斉藤
筑波大:#4瀬戸山、#5井上、#8森本、#11小松、#12尾崎

(渡辺美香)

22得点・17リバウンドの活躍の
日体大#8大西


<男子第56回女子第51回全日本学生バスケットボール選手権大会 男子2回戦>
12月1日(水) 会場:代々木第1・2体育館

TEAM
 



 
TEAM
83
24
1st
10
66
 
東海大
26
2nd
16
愛知学泉大
17
3rd
17
16
4th
23


学泉大#5桜井をかわして
シュートする東海大#15竹内
愛知学泉大・山本監督
「試合の入りが圧倒的に東海ペースだった。トランジッションにインサイド、わかっていたけれど相手も気合が入っていてペースをつかんできた。後半のようにハーフコートバスケットができればよかったのだけれど、フルコートのトランジットバスケットになってしまった。前半は50点取られてしまったし、太刀打ちのしようがない。向こうは力があるからね。自分達のディフェンスをつかむのが前半できなかった。対策はしていたけれど、東海もそういうディフェンスを予想していたのでしょう、対応してきて東海のいいディフェンスから速攻を作られました。後半は向こうのシュートが落ちたことでうちのオフェンスにスムーズに入れて、そこからディフェンスにとつなげられたが前半は逆。その時にインサイドプレイヤー、アウトサイドシューターが欲しかったですね。自分達のオフェンスができず、練習してきたことを出せなかった。前半が全て。そういうもんでしょう。後半は向こうは余裕を持ってやっていたから。難しいですよバスケットは。
(今年にかける気持ちがあったのでは)うん、確かに勝負の1年と思ってやってきたけれど、結果が出なかった。今年も精一杯やってきたつもりだから来年のことはすぐには考えられないですね。西日本のチャンピオンとして東海地域の意地も見せたかったけれど結果は関東にこれだけやられた。残念、しょうがない。オールジャパンではまた立て直してきます。」

愛知学泉大・#5桜井選手
「みんなとかみあわないうちに終わっちゃったなという感じです。(代表遠征より帰国の後)チームメートと一緒に練習したのは昨日だけですね。影響はやっぱりあったと思います。行く前に合わせをやっていたけれど行って帰ってくるとやっぱりちょっと違いました。周りも自分(自身)のプレーに困っていて申し訳なかったですね。
東海は単純に強かったです。インサイドをしっかり守るということでダブルチームに行ったりしましたが、フリーで打たせ過ぎましたね。もっとディフェンスいけたら良かったです。最初あまりにもひどくて、後半ディフェンスやろうとは言っていたのですが、どんなディフェンスをするにしてもしっかりできなかったです。(竹内譲とのマッチアップは)あまり意識していないので…うーん、特にない(笑)です。
(オールジャパンに向けては)本当に最後の大会なので、ここで出せなかった自分達のチームカラーを出したいです。」


<男子第56回女子第51回全日本学生バスケットボール選手権大会 男子2回戦>
12月1日(水) 会場:代々木第1・2体育館

TEAM
 



 
TEAM
 
83
25
1st
23
68
 
青山学院大
20
2nd
15
明治大
 
20
3rd
19
 
18
4th
11


明治の支柱であり続けた#4宍戸

明治大・#4宍戸選手
(この試合は)どうでしょうね。うーん…悪くはなかったと思います。うちのいいところも出たし、まぁ力が足りなかったということでしょう。(vs青学は)苦手な相手ではないと思うんですよ。やりにくいとかはなくて、すごい勝ちたかったのですが。ファールトラブルが痛かったです。どうしても1on1で足りない分があるのでそこをカバーにいったのがファールになってしまったので。でもチームプレーが課題だったので、ファールになったとはいえカバーにいけたのは成長だと思います。来年からそこをもっとやってほしいですね。最後に4年間一緒にやってきた4人でコートに立てたのは良かったです。(自分のプレーは)たまたま最初にシュートが入ったくらい(笑)。ディフェンスはちょっと疲れてしまいました。本当は、途中足をひねっちゃったんですよ…でも言い訳になりません。」

明治大・#5尾崎選手

「今年1年やっている中で1番チームがまとまったし個人的にも満足できる内容でした。(vs青学は)リーグで2敗したけれどどちらも競ったので、競ると言うのは予想していました。#10岡田とかセンターの#7佐藤を意識しながら練習していたけれど予想以上でしたね。特に#7佐藤が…。審判の笛が軽かったのが痛かったです。要の黒田がファールトラブル(第1クォーター残り2分で3つ、

最終的にファールアウト)になってしまって。つなぎは頑張りましたが後からやられてしまいました。(メンバーは)青学はトランジッションが早いので機動力のあるメンバーでということで、さっき要といった黒田はベンチスタートでしたがいない分みんな頑張ろうという気持ちになったと思います。
ベスト8以上行きたかったですね。オールジャパンは1度も経験がないので4年くらいは正月をつぶしてでも(笑)行きたかったんですが。1年生は経験がまだ少なかったし、(神崎)剛や黒田に頼りすぎでした。
(この1年は)自分が入学した頃から思っていたのは、有名どころばかりでまとまらないのが課題だってことです。まとまっていこうとはしていたのですが、去年は試合に出るのはほぼ5人でそれ以外の選手が腐ってしまったりもあったので、塚本さんは立て直すの大変だっただろうなと思います。(それでも“まとまった”と言えるのは)宍戸が頑張ったからだと思います。でもちょっと頼りすぎてしまいましたね。
(最後に4年生4人でコートに立てた時は)もっと4年生が試合に出てチームを引っ張れればよかったけれど、最後もやらせてもらった感じで。でもあまり出る機会のなかった自分や欣吾が最後に出たっていうのを見て、後輩達も腐らずに頑張ってほしいですね。」

明治大・#6樋渡選手
「最後まであきらめずにやりたいというのがありました。昔の明治なら途中であきらめていたと思いますが、今日は皆切らさずにできました。(vs青学は)リーグ2つともいい試合だったし、やりにくい相手ではないのでいけるという気持ちを持ってやりました。でもリバウンドとかのミスなど頑張らないといけないところで相手にやられてじりじり開いてしまいました。
(自分のプレーは)1回戦がぼろぼろだったんですよ。何もできなくて。後半出してもらえないくらいで自分でも最悪でした。でも気持ちを切り替えないとと思って、1日置いてリラックスできました。今日は絶対勝つぞって気で思い切りできて良かったです。
(最後に4年生でコートに立てたときは)嬉しかったですね。一緒に頑張ってきたので。本当は勝っている状態でやりたかったけれど…嬉しかったです。」
(北村美夏)


<男子第56回女子第51回全日本学生バスケットボール選手権大会 男子2回戦>
12月1日(水) 会場:代々木第1・2体育館

TEAM
 



 
TEAM
 
84
29
1st
18
74
 
日本大
19
2nd
20
早稲田大
 
17
3rd
21
 
19
4th
15


試合直後のミーティングで
・早稲田#4木村
早稲田大・#4木村選手
(vs日大は)僕らが1年の時からずっとトーナメント、インカレの8決めとか16決めでまず当たっていて、自分達が2部の時でも1番の強敵でそこに勝てば後は勢いに乗っていけるみたいな相手でした。1部に勝つイコール日大に勝つでしたね。自分が1年の時の4年生もそうだったし、自分が4年生でもそうだし因縁みたいな感じですね。結果的には僕らは1勝くらいしかしていなくて、日大は強かったです。もっと勝ちたかったですね。僕らの代で勝てればと思ったのですが。
(キャプテンとしてこの1年は)高校の時もやっていたのですが、大学のキャプテンは全然違うイメージでしたね。今までの3人と違って引っ張る力はないし、何を考えているのかわからないくらい何も言わないし(笑)、でもその分みんなで話し合いましたね。他の4年生が支えてくれたし、3年生も途中から自覚が芽生えてきたのを感じました。そういう後輩の成長を見ると嬉しいですね。試合も自分はリーグの途中から出なくなりましたがそれならベンチで声を出して、チームを盛り上げてというチームの関係、雰囲気作りをするようにしました。
(今年のチームは)話す機会が今までの中で1番多かったですね。コーチの言うことを聞くのも、コーチに自分達の考えを伝えるのも。やるのは自分達ですからね。最後にそれを意識した1年でした。最初に“自主性”と言われたので皆の心の中にそれがあったと思います。
(4年間は)本当に色々ありましたね。入替戦は1・2・4年で経験して、そういう緊迫したここ1番での試合が多かったです。そういう舞台に立てのは嬉しいのと、結果的に自分たちの代では3大会(トーナメントリーグインカレ)でいい結果を残せなかったのが残念です。もっとやれた部分があるしもっとやっておけばよかったとも思います。この大学4年の経験を絶対忘れないようにしたいし、後輩も負けから勝ちにつなげられたらといいと思うし、貴重な4年間でした。
(後輩に向けて)このチームを1年間見て、試合に出ていてもベンチでも感じたのは後手、受け身になってしまうということです。勝っている時も、追いかける時も大事に行こうとひいてしまっていたので、そういう時こそ攻め気を持つ事が必要だなと思いました。リーグも競った試合が多かったのですが、そこで気持ちでは相手をふっ飛ばす勢いがないとこれからの早稲田も同じになってしまうと思います。大事なのは大一番での攻め気ですね。技術というより精神的な成長が必要だと思います。下級生にはこの1年を次からに生かせるようにしてほしいです。負けたまま終わるんじゃなく、この経験を生かせるのが早稲田のバスケット部。早稲田の武器はディフェンスというのはたぶんこれからも変わらないと思うので、この悔しさを忘れずに早稲田のバスケットを徹底していって欲しいです。」
(北村美夏)


<男子第56回女子第51回全日本学生バスケットボール選手権大会 男子2回戦>
12月1日(水) 会場:代々木第1・2体育館

TEAM
 



 
TEAM
 
93
19
1st
20
80
 
法政大
22
2nd
27
順天堂大
 
28
3rd
19
 
24
4th
14


最後までチームメートに声を
掛けていた順天堂大#5君塚
順天堂大・中村コーチ
(今日の試合は)残念な結果ですね。でも選手達はよく戦ってくれたので4年生にとってはいい試合だったと思います。前半から3Qにかけてのリードはうちのリズムでしたが、3Pが2Pのシュートに勝てないということを年間を通して露呈してしまいました。大事な場面で連続10点くらい取られたのに対して、うちは2点をきちんと取れるチームコンセプトがなかったのが反省点ですね。ディフェンスでは相手によった(=対応した)ディフェンスをするという意味では、勝負所のリバウンドを取られてしまったけれど、成功だと思います。だから“シュートのセレクション”が来年以降の課題ですね。
(このチームとの1年間は)毎年自分の目標としてチームが前進すること、人間的にもプレー的にも前進させることを目指しているのですが、去年の課題が全て解決したわけではないけれど前進できたと思います。結果がついてこなかったけれども、進んでいる実感があります。」

順天堂大・#5君塚選手

代々木第1の最終試合。終了後4年生・スタッフに“写真撮ろうぜ”と声を掛けた。最後のミーティング後で目を赤くしている選手もいたが、“泣き顔では写るなよ”。笑顔で言った“楽しかった”は彼の偽らざる気持ちだろう。
「(今日の試合は)勝てましたね…。やっぱり順天は最後の踏ん張りがね。だたでさえ小さいチームなので、いくらリードしていても気を抜いてはいけないって
わかっていたはずなのに少しリードしたことでやられてしまいました。あんなにリードできるとは思っていなかったですよ。関カレでは30点差くらいでやられたので、個人的にはとりあえず出だしは離されないようについていこうと思っていました。それが思わぬ展開で。でももう一踏ん張りが足りない、順天ってのは毎年そうなんですよね(笑)。(自身のプレーは)今日ですか。良くなかったですね。マークを振り切ろうとは思ったのだけれど、それが甘くてパスがあまり回ってこなかったです。
(この4年間は)楽しかったですね。色々あったけれど。今年は小さいっていうチーム状況でやってみて色々勉強にもなりました。
自分は1・2年生の時は全く出られなかったんですよ。ベンチにも入れないくらいで、3年からやっと試合に出ることができて。その1・2年生の時の悔しさがあったから、3・4年では個人的にですが結果を残せたと思うし…うん、楽しかったです。」
(北村美夏)


<男子第56回女子第51回全日本学生バスケットボール選手権大会 男子2回戦>
12月1日(水) 会場:代々木第1・2体育館

TEAM
 



 
TEAM
89
28
1st
9
53
 
慶應義塾大
19
2nd
14
近畿大
17
3rd
11
 
25
4th
19


<男子第56回女子第51回全日本学生バスケットボール選手権大会 女子2回戦>
12月1日(水) 会場:代々木第1・2体育館

TEAM
 



 
TEAM
104
25
1st
17
63
 
武庫川女子大
29
2nd
17
松蔭大
30
3rd
20
 
20
4th
9
 
65
19
1st
16
40
 
立命館大
10
2nd
14
広島大
19
3rd
2
 
17
4th
8
 
54
4
1st
29
82
 
早稲田大
11
2nd
17
鹿屋体育大
 
22
3rd
12
 
17
4th
24
 
81
30
1st
17
50
 
桜花学園大
15
2nd
2
東京女子体育大
17
3rd
11
 
19
4th
20

<取材・文 北村美夏、渡辺美香>

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