〈終〉 『2人のキャプテン』筑波大・#4小松昌弘選手(2年・CF)、東海大・#4石崎巧選手(2年・PG)(6/20:決勝) レポートはこちら
筑波大の小松はバスケット人生ではじめてのキャプテンを務めた。“らしいことは何もしていない”と謙そんしたが、その彼の態度そのもののような控えめだが熱い気持ちを秘めたチームが最後に栄冠をつかんだ。
「日の当たらないチームがこうして優勝できたのはすごいことだと思います。東海はいい選手ばかりの中、こちらは地道に頑張ったのが結果につながって、良かった。筑波らしいバスケットが出来たと思います。」
その言葉通り、守っての逆転勝ち。この大会の筑波大の4Qの得点に注目すると、3Qまでに大差をつけた初戦以外の全ての試合で相手を上回っている。
「前半負けているときは、とりあえず我慢しよう、と言っていました。点を取るより、ディフェンスで耐えよう、と。今日のディフェンスでは、尾崎(#5)や木村(#16)が内海(東海#6)の外のシュートをすごくよく抑えた。自分は(東海#14井上に)やられてしまったけど…皆が頑張ってくれました。」
その分、小松はオフェンスで貢献した。苦しい時に1on1を決めてチームを救い、