〈1〉 『帰ってきた男』新井靖明(日体大) (9/11:1部リーグ1週目) レポートはこちら
新井靖明が帰ってきた。
「最初は緊張しました。」 久しぶりのスターティングメンバー。「1回ベンチに戻ってからですね、慣れたのは。」
秋田・能代工高時代には、1試合73得点、うち3ポイント21本という驚異的な数字をたたき出したこともある。日体大1年次のインカレでも3ポイント王に輝いたシューター。
だが、怪我に苦しんだ。左足のテーピングは高校時代からのものだ。
登録メンバーに入りながら、なかなかコートに出てこない新井。そんな彼のことを しかし、観客も味方も、敵さえも待ち望んでいた。
今日、復活を印象づけたのは第3クォーター。それまでのワンゴールを争う展開から、3連続3ポイントシュートで一気に10点差とした。しかし、本人は「せっかくセンターがパスをくれたのだから、もっと決めて楽にしてあげたかった」と言う。